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09月19日-03号

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  1. 磐田市議会 2017-09-19
    09月19日-03号


    取得元: 磐田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成29年  9月 定例会          平成29年9月磐田市議会定例会会議録◯議事日程(第3号) 平成29年9月19日(火)午前10時開議  日程第1会議録署名議員の指名  日程第2一般質問(発言順位1番から6番まで)◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席及び欠席議員  出席議員(26人)      1番  秋山勝則君        2番  小栗宏之君      3番  江塚 学君        4番  小池和広君      5番  戸塚邦彦君        6番  鈴木正人君      7番  鳥居節夫君        8番  小柳貴臣君      9番  永田隆幸君        10番  草地博昭君      11番  芦川和美君        12番  芥川栄人君      13番  虫生時彦君        14番  絹村和弘君      15番  加藤文重君        16番  寺田幹根君      17番  松野正比呂君       18番  寺田辰蔵君      19番  高田正人君        20番  川崎和子君      21番  鈴木喜文君        22番  根津康広君      23番  高梨俊弘君        24番  岡  實君      25番  増田暢之君        26番  山田安邦君  欠席議員(なし)◯職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長     飯田剛典君   書記       神谷英雄君  書記       平野貴章君   書記       鈴木淳一君◯法第121条第1項の規定による説明のための出席者  市長       渡部 修君   副市長      高田眞治君  総務部長     鈴木博雄君   危機管理監    井口光芳君  企画部長     酒井宏高君   自治市民部長   袴田浩之君  健康福祉部長福祉事務所長    こども部長    水野義徳君           平谷 均君  産業部長     真壁宏昌君   建設部長     鈴木政弘君  環境水道部長   松下 享君   病院事務部長   袴田 守君  職員課長     市川 暁君   地域づくり応援課長                            礒部公明君  スポーツ振興課長 水谷美すゞ君  文化振興課長   大庭 茂君  福祉課長     栗田恵子君   幼稚園保育園課長 鈴木都実世君  商工観光課長   山内秋人君   農林水産課長   鈴木一洋君  道路河川課長   西山 実君   都市計画課長   壁屋勝彦君  環境課長     川島光司君   ごみ対策課長   寺田親史君  教育長      村松啓至君   教育部長     秋野雅彦君  学校教育課長   山本敏治君   中央図書館長   伊藤八重子君  文化財課長    高梨恭孝君   消防長      矢部宏明君   午前10時 開議 ○議長(増田暢之君) 出席議員が定足数に達しておりますから、議会は成立をしております。 ○議長(増田暢之君) これより本日の会議を開きます。 ○議長(増田暢之君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますから報告いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(増田暢之君) それでは日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により   22番 根津康広議員   23番 高梨俊弘議員 を指名します。 △報告書の訂正について ○議長(増田暢之君) ここで企画部長から発言を求められておりますので、これを許します。 酒井宏高企画部長。 ◎企画部長(酒井宏高君) おはようございます。 市政報告書に誤りがございましたので、報告をさせていただき、訂正をお願いいたします。 訂正内容は、市政報告書の267ページ、3.駐車場利用台数の利用台数の内訳の区分欄、回数券の表記を定期券と訂正するものでございます。訂正にもとなう決算書などへの影響はございませんが、おわびを申し上げ、訂正をお願いするものでございます。 なお、市政報告書への訂正は、本日本会議終了後に各会派室において対応させていただきます。よろしくお願いいたします。 △一般質問 ○議長(増田暢之君) 次に日程第2、「一般質問」を行います。 順次質問を許します。 △9番 永田隆幸君の一般質問 ○議長(増田暢之君) 9番 永田隆幸議員。     〔9番 永田隆幸君 登壇〕 ◆9番(永田隆幸君) おはようございます。 それでは、通告に従い一般質問を行います。 今回は、大項目2点について伺います。 磐田市では、現在までに周辺市町村にカクしても、工業地域、商業・住宅地域、農業地域がバランスのとれた市として発展してきました。特に、農業振興地域では、早い時期より農地の土地改良事業や用排水路の整備、農道の整備が行われてきました。これにより、水田地域では早い時期より担い手農家への農地の利用集積が進められています。 磐田原大地においても、土地改良事業畑地かんがい事業等により防除の効率化、大型テキサイ機の導入と希望拡大し作業の発展に努めてきました。しかし、全国的なお茶の価格が低迷することにより、農業者の経営を圧迫することとなり、作業従事者の高齢化とともに作業全体の課題となっています。今後、この状況が続きますと、耕作放棄地になるような農地が増加すると思います。 この状況の中、(1)磐田市として今後の農業振興地域の土地利用の考えを伺います。 次に、(2)磐田市の特産品のブランド化への振興策について伺います。 本年度、磐田茶の振興策の一環として、磐田茶ドリンク缶のパッケージの刷新を図っています。地域ブランドは、地産地消から地域の消費者に愛されてこその商品だと考えます。一般には磐田茶はどこへ行けば買えるの。磐田の白ネギ・エビ芋はどこで食べられるの。そんな素朴な質問にも答えられるような販売とPRも必要であると考えます。地域の特産品を県内、県外にPRするのも大切なことだと考えますが、市の考え方を伺いたい。 (3)茶業の振興として磐田原台地での農地の集積事業を始めましたが、進行状況と課題を伺います。 磐田原の作業は、他産地と比べると共同の茶工場はほとんどなく、個人の茶工場が大半を占めています。個人の茶工場とそこに搬入する生葉農家で成立しているといっても過言ではありません。 しかし、茶の価格の低迷と生葉農家の高齢化により、大変厳しい状況にあります。今後も規模拡大したいと考える担い手に、農地の集積をして効率的でローコストの作業経営を目指してほしい、そのためには集積事業を粘り強く推進し、関係各機関との協力関係も重要と考えます。市の考えを伺いたい。 (4)耕作放棄地の解消と今後の市としての対応を伺いたい。磐田市の水田と畑を合わせて耕作面積は約4,500ヘクタールであり、農家戸数は2,700戸強であります。単純に計算しますと、一農家当たり約1.7ヘクタールになります。今後、農業経営者の高齢化が進行すると、一農家当たりの耕作面積が急激に増加する傾向になり、耕作放棄になるような農地が拡大する可能性があります。現在のような耕作放棄地の認定の方法の見直しと再生事業等の考え方を伺います。 (5)農業者の声が市政に反映するよう、認定農業者青年農業者の会議を開催する考えを持っているか伺います。 今年度より農業委員会においても、認定農業者が多数を占めております。青年農業者も加わっています。しかし、農業委員会の仕事の役割としては、農業全般について話し合いを持つことは大変だと考えます。従来の農業組織では農業の現状把握と将来への展望が吸い上げにくいと考えます。磐田市には265人余の認定農業者がおり、各部門でリーダーシップをとっています。その代表者と新しい経営感覚を持った青年農業者の声を市政に反映する会議が必要と考えますが、市の考えを伺う。 (6)産学官の連携事業として、生産者・学生・市の農業振興のための企画について考えを伺う。 磐田市には、農業に関係する磐田農業高校、県立農林大学校が立地しております。また、静岡産業大学も市内に立地しています。農業経営者、学生の農業を通じての交流と、新商品の開発や農産物のPR等の企画について、若い世代の声を産業に生かしたらと考えます。市の考え方を伺います。 大項目2、地域の環境保全と防災について伺います。 (1)磐田原台地の緑地斜面の開発と活用、そして景観の保全について考えを伺います。 磐田原台地周辺の緑地斜面は、早い時期より土砂採取等の斜面の開発が行われています。土砂採取後の管理と保全について伺います。 また、土砂採取後の土地の活用を考えているか伺いたい。 (2)自然環境の保全と活用として、桶ヶ谷沼・鶴ヶ池周辺の考え方、ハイキングコース等の補修について伺います。 桶ヶ谷沼周辺にはベッコウトンボに代表される貴重な動植物の宝庫であり、鶴ヶ池周辺には良好な水辺と緑地があり、数多くの野鳥が生息しています。貴重な自然の財産として自然との触れ合いの場として有効に活用してほしいと考えます。 同時に、周辺のハイキングコースについても、地域のボランティアの人たちによっても整備されていますが、コース等の案内板等も修理の時期に来ているのではと思います。コースの補修も大切と考えますが、市の考えをお伺いします。 (3)磐田原台地の斜面緑地の土砂災害への対応と防災対策について伺います。 最近の異常気象により、50年に一度のと報道される災害が発生しています。平成26年の広島災害、平成28年の熊本地震でも、土砂災害が発生しています。磐田原台地においても、斜面緑地の土砂災害警戒区域に位置する住宅も多く、土砂災害の不安、心配があり、防災対策について伺いたい。 避難情報と避難行動については、危機管理課より回覧等の広報がありました。なお一層の周知徹底が必要と考えます。同時に、土砂災害危険箇所の改良等の工事についても、早急に対応を進めてほしいと考えるが、市の考えをお伺いしたい。 以上で、私の一般質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(増田暢之君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) 改めましておはようございます。 それでは、永田議員の質問に回答させていただきます。 初めに、磐田市の農業の将来のうち、農業振興地域の土地利用についてでございますが、将来にわたって農用地を良好な状態で保全することは、本市のみならず農業振興を推進する上で大変重要なことと考えております。今後についても、規模拡大を目指す担い手農業者が効率的に農業を展開できますよう、優良農地の保全に全力で努めていきたいと思っております。 次に、特産品のブランド化についてでございますが、現在、本市ではホームページや特産品パンフレットを活用したPRを行っているところでございますが、磐田が産地であると知ってもらうことが何よりも、議員おっしゃるとおり重要だと考えます。生産者みずからの取り組みに加えまして、農業協同組合など関係機関と連携した効果的なPRを今後も行っていきたいと思います。 次に、茶業振興の磐田原台地での農地集積についてでございますが、平成27年11月に、本市が実施をいたしました調査において、茶畑を中心とする農地の一部が将来的に不耕作となる可能性が高いことが判明し、農地の集積による基盤の整備が喫緊の課題であると認識をいたしました。 そこで、本年7月に、茶園では初となる経営規模拡大を希望する担い手と貸し手とのマッチングを実施したところでございます。 今回の取り組みでは、24名の担い手が参加をし、0.34ヘクタールの農地の貸借が成立をいたしましたが、今後も、たとえ少しずつでありましても、面的な集積につながる取り組みを継続していきたいと考えます。 次に、耕作放棄地の解消と今後の対応についてでございますが、耕作放棄地の解消については、平成21年度から国及び県の補助を活用した耕作放棄地対策事業に取り組み、その解消に努めてきたところでございますが、国の予算と事業採択が年々厳しくなっていることから、本年度より新たに市単独での支援ができるよう補助制度を拡充したところでございます。 今後も農業委員の皆さんなどと協力をいたしまして、農地や農業者に関する情報を集め、耕作放棄地の解消と発生の抑止に努めていきたいと考えます。 次に、農業者の声を市政に反映する取り組みについてでございますが、本年3月末現在、本市の認定農業者は265名、認定新規就農者は8名ございますが、農業者の認定審査に関する申請書類を作成する際には、農業者一人一人と丁寧に面談をすることにより、生産者の声をダイレクトに受け取るような体制をとってございます。今後も、やる気と思いのある農業者の意見を伺う場の確保に努めていきたいと思います。 次に、産学官の連携による農業振興事業についてでございますが、平成25年度には、静岡文化芸術大学の学生に、磐田茶のパッケージデザインの作成を依頼し、商品化した経緯がございます。現時点では、個別具体の企画はございませんが、農業者の皆さんによる取り組みの中で、学生の力や感性を必要とするような場合には、両者をつなぎながら一緒になって取り組んでいきたいと思っております。 次に、地域の環境保全と防災のうち、磐田原台地の斜面緑地の開発と景観の保全についてでございますが、斜面地では、民間事業者による砂利再生事業が行われておりますが、完了時には緑化が図られるため、自然景観が保全されると考えております。 次に、桶ヶ谷沼、鶴ヶ池周辺の考え方とハイキングコース等の補修についてでございますが、桶ヶ谷沼、鶴ヶ池周辺は、引き続き地域や市民活動団体などと協力をしながら、恵まれた自然環境を保全するとともに、桶ヶ谷沼ビジターセンターを拠点とする自然観察や体験学習活動の場として活用してまいります。 また、鶴ヶ池周辺を通る東部ハイキングコースの補修については、コース上にあるトイレの定期的な清掃やロープ柵の補修等を随時実施しており、今後も適切な維持管理により、利用者の利便性の向上に努めていきたいと思っております。 次に、磐田原台地の斜面の土砂災害への対応と防災対策についてですが、ハード対策は県施工により磐田原台地にある2カ所の斜面で、防災対策が実施されており、現在、向笠竹之内地区と平松地区において事業が行われております。 ソフト対策については、土砂災害の発生のおそれがある場合の避難場所として、身近な公会堂を指定したことや、土砂災害警戒区域図交流センターに掲出したり、市民に配布するなど、土砂災害警戒区域の位置や避難先について周知を図っているところでございます。 今後は、土砂災害警戒区域内に居住する市民の皆さんと連携をしながらハザードマップを作成していきたいと考えます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◆9番(永田隆幸君) ありがとうございました。 (4)の耕作放棄地の解消と今後の市としての対応を伺いたいというところで、現在、耕作放棄地については、国のほうからの指針で、1、2、3というような形でやっておりますが、その認定方法等の磐田市独自の考え方というよりも、再生事業にかかる前に、耕作放棄地として認定するお考えがあれば、その耕作放棄地を優良農地に転換できる再生事業のかかる経費は少なく済むと思いますが、その点についていかがでしょうか、お伺いしたい。 ◎市長(渡部修君) 個別具体のことは担当の部長に答弁をさせますが、議員も当然、御承知の上で質問されていると思いますけれども、実は、総論ではそのとおりです。大賛成です。ただ、耕作放棄地の解消と優良農地に改良していくことについての途中経過も含めて地権者のことも含めますと、実はなかなか、そう簡単に行くものではないというところがございます。 そうはいいましても、このまま放置しておいてはということで、磐田市は、他市にも負けないぐらい全力ではやっておりますが、追いつきません。これは全国的な傾向です。その中で、議員提案のあったような、少しでも耕作放棄にならないように、それから再生するようにということで、新たに市単独の事業の補助制度を拡充したところでございますが、ほかに関しましては、担当の部長に答弁をさせます。 以上です。 ◎産業部長(真壁宏昌君) ただいま国に関しまして、1年以上耕作されず、今後もその利用が見込まれない土地ということで耕作放棄地の定義が決まっております。磐田市独自という考え方は今のところございませんが、農業委員の皆様とともに、なるべく早い段階で協力を依頼するというようなことを考えていきたいというふうに思ってます。 以上です。 △8番 小柳貴臣君の一般質問
    ○議長(増田暢之君) 8番 小柳貴臣議員。     〔8番 小柳貴臣君 登壇〕 ◆8番(小柳貴臣君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 最初に、大項目1、市民文化会館移転後の跡地利用とまちのにぎわいについてです。 私は、議員になり初めてこの夏に視察をさせていただきました。視察先での見るもの聞くものが磐田市だったらどうだろうと比べて考えました。中でも、鹿児島市の子育て支援の施設やJR豊橋駅近郊の病院跡地利用施設には、磐田市の子育て支援、まちのにぎわいづくりに大変参考になりました。 例えば、未就学児と保護者を対象に安心して遊べる場、子供を中心に市民が交流し活動する多世代交流の場、その施設の周りを囲む商店などです。 6月議会において、市民文化会館の跡地利用については、跡地利用検討委員会を立ち上げ、まず、市としての検討を進め、そして跡地を利用してまちのにぎわいをつくり出すとの答弁がありましたが、中項目1、検討委員会の現在の状況についてお伺いします。 中項目2、現在、子育て支援センターが市内に10施設あり、また、豊田図書館に(仮称)子ども図書館を開設する中で、子育てに優しい磐田市をアピールできてると思います。それと別に、市民文化会館跡地に、子育て世代や若者が集い交流できるような施設をつくり、同時にまちのにぎわいづくりにつなげていければとの市民の声も聞いています。 市民文化会館跡地利用のイメージ、スケジュール、また市民の声をこれからどう聞いて反映していくのか伺います。 次に、大項目2、国分寺跡の今後についてです。 中項目1、栃木県下野市の国分寺跡に伺ったときですが、展示館もあり、国分寺跡もきれいに整備されており、下野市も力を入れていると感じました。そして、磐田市の遠江国分寺跡が国の特別史跡に指定されていることを下野市の担当者から「うらやましい」との言葉もいただきました。 国の特別史跡は、特に重要なものとみなされ、日本文化の象徴と評価されたもの、その国の特別史跡は全国に61カ所しかありません。その中の一つが遠江国分寺跡であり、全国の国分寺跡68カ所のうちの3カ所です。 それだけではなく、北は北海道函館市の五稜郭跡、岩手県の中尊寺境内、江戸城跡、名古屋城跡、彦根城跡、京都の金閣寺、銀閣寺の庭園、奈良の高松塚古墳、広島の厳島など、日本に住んでいる人でしたら多くの人が知っている名所、旧跡が特別史跡に指定されています。 ことしの3月に、国分寺公園整備基本計画が策定され、今後、公園整備が順調に推移するものと思います。市民に対しても、全国へも特別史跡、遠江国分寺跡を今まで以上にアピールできるものと考えます。 そこで、今後についてお伺いします。 小項目1、全国に向けてのPR計画、広報についてお伺いします。 小項目2、ことしも第11回全国国分寺サミットが11月に三重県伊賀市で開催されますが、国分寺サミットについて、市の見解をお伺いします。 小項目3、整備計画の進捗状況についてお伺いします。 次に、大項目3、AED設置助成についてです。 中項目1、去る6月に、市内の公立高校で生徒が休み時間に突然意識をなくし、学校に設置してあるAED(自動体外式除細動器)によって一命を取りとめたとの新聞報道がありました。 また、磐田市も高齢化が進み、高齢者サロングラウンドゴルフ、そして子ども会行事などの地域での高齢者をはじめ、多数の人が参加する行事がふえています。そこで、町内の公民館、公会堂へのAED設置を検討し始めた自治会も少なくありません。 全国では、AED購入時に、単位自治会に対し、補助する制度を設ける自治体もふえています。しかし、設置しても維持管理費もかかり、取りつけ希望をしない町内もあると思います。その点は慎重に取り扱わなければならないと考えます。 市民の救急時における応急処置体制の充実を図るためにAEDをより多くの地域に設置するよう、単位自治会へのAED購入時の助成について、市の見解をお伺いします。 次に、大項目4、自治会の問題点についてです。 私は、町内の自治会長、地域の地区長として、地域の皆さんや各まちの自治会長といろいろな話し合いを重ねてきました。その中で、地域の意見が幾つも出てきました。その中でも、LEDの維持管理料、交換時の件です。 どこの自治会でも財政に余裕もなく、自治会費を上げることもできない中で、LEDの維持管理料、交換時が大きく自治会の負担になることを心配してます。 また、平成28年度には、自治会長に対し、地区内の小中学校の卒業式、入学式の出席案内が突然廃止になりました。これから、小中一体校計画についても、地域の皆さんの理解と協力が必要であり、また、第2次磐田市総合計画の中で、家庭や地域と連携した開かれた学校づくりとあります。 このようなことから、地域と学校間には町内の代表である自治会長が必要であり、学校の行事に出席することも大切な自治会長の役割だと思います。 そこで、中項目1、既にLED化が行われた防犯灯の維持管理、交換時の助成についてお伺いします。 中項目2、自治会長の卒業式、入学式出席案内廃止についてお伺いします。 小項目1、案内廃止後、地域から意見は出たかお伺いします。 小項目2、今年度について、市の方針をお伺いします。 以上、一般質問といたします。よろしくお願いします。 ○議長(増田暢之君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、小柳議員の質問に回答させていただきます。 初めに、市民文化会館移転後の跡地利用とまちのにぎわいのうち、検討委員会の状況についてでございますが、現在、庁内で副市長を委員長とする磐田市民文化会館跡地等利用検討委員会を立ち上げまして協議を進めているところでございます。 検討委員会では、にぎわいの創出に向けて、文化会館移転後の跡地とその周辺の今之浦市有地等を含めて、一体的に検討することとし、部会を設けて協議を重ねているところでございます。 次に、跡地利用のイメージ、今後のスケジュール、市民の声についてですが、跡地利用のイメージについては、現在の文化振興センターの展示、会議室など一部を残す中で新たなにぎわいの創出が図れる場所をイメージとしてございます。 今後のスケジュールにつきましては、方向性の決定までに一定の期間が必要と考えておりますが、少しでも早く示せるよう努力してまいります。 市民の声につきましては、一定の段階で方向性を公表し、市民の意見を伺いたいと考えております。 次の、国分寺跡の今後については、後ほど教育長から回答いたします。 次に、AED設置助成についてでございますが、より多くの場所にAEDが設置されることは望ましいことでございますが、設置後の保守など、維持管理の面からも自治会への購入助成制度は考えてございません。 まずは、防災訓練や交流センター講座などの機会をとらえまして、1人でも多くの市民の方に、普通救命講習を受講していただき、AEDの使い方を含めて心臓マッサージなどの仕方を覚えていただくことが、まず優先であろうと、効果的であろうと考えております。 次に、自治会の問題点のうち、防犯灯の交換時の助成についてでございますが、自治会防犯灯LED化事業は、合併10周年記念事業として、当時の自治会長や市内の電気事業者の理解協力のもと、3年の月日、歳月をかけて実現した事業でございます。更新を含めた維持管理につきましては、自治会役員会や市政懇談会などで何度も説明しているとおり、交換時の助成制度は現時点では考えてございません。 次に、自治会長の卒業式、入学式出席案内廃止のうち、地域からの意見と今後の市の方針については、関連がありますので、一括して回答いたします。 自治会長に限らず、地域役員の中には現役で勤めている方もふえており、行事への出席に負担を感じてるとの声も多く伺っているため、役員の負担の軽減を図ることを目的に、出席案内を廃止いたしました。今後も学校にかかわる団体の代表者を中心に、案内を行う予定ですが、地域に周知する方法といたしまして、交流センターだよりを活用するなど、検討してまいります。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(増田暢之君) 教育長。     〔教育長 松村啓至君 登壇〕 ◎教育長(松村啓至君) 小柳議員の質問に回答させていただきます。 国分寺跡の今後のうち、全国に向けてのPRの計画と方法についてですが、議員御指摘のとおり、今後国分寺の磐田市の宝としてPRしていく必要があると考えています。 中でも、市民に向けての周知が最優先であるとの判断から本年度中央図書館で「千年のとき再び」と題して、国分寺の企画展や講演会を開催いたしました。今後は、広報部門と連携し、インターネット等を利用した情報発信や、加盟している全国団体等への周知を拡充してまいります。 次に、全国国分寺サミットの見解についてですが、サミットは全国の関係者が集うことから、PRのよい機会だと思いますが、参加自治体数も限られることから、サミットに参加する予定はございません。担当者等を通じて、資料提供や情報交換を行ってまいります。 次に、整備計画の進捗状況についてですが、8月に基本設計業務の委託契約を締結し、今後測量調査をはじめとする具体的な作業に入ります。 また、並行して、指定地内の追加の発掘調査を行い、設計との調整を行っていく予定でございます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ◆8番(小柳貴臣君) ありがとうございます。 まず、大項目2の、国分寺跡の今後についての中で、ただいま教育長から御回答がありましたけども、小項目の2ですか、ことしの国分寺サミット、もちろん日もないもんですから、ことしすぐ参加しようというようなものではないわけですけども、今後、やはり、先ほど私のほうから御説明しました国の特別史跡に国分寺が指定されているということで、やはり国分寺跡の中でも代表的な跡だと思うんです。その中で、やはりこのサミットを逆にリーダーシップをとった中で、磐田市が中心となって進めていくということも、これも将来的にはいいことじゃないかなと考えております。また、よろしくお願いします。 それと、3番目のAEDの設置助成についてですけども、もちろんいろいろな問題がありまして、本当にこれは難しいことだと思います。ただし、ここには私、お話をきょうしなかったわけなんですけども、市である程度行事ごとに貸し出すような形というものはできないもんでしょうか、それをお伺いします。 以上です。 ○議長(増田暢之君) 小柳議員、大きな2番の、今お話がございましたけども、国分寺跡の問題で、サミットの問題ですけど、議員おっしゃったのは要望であるのか、あるいは質問なのか、その点をはっきりしていただきたいと思います。 小柳議員。 ◆8番(小柳貴臣君) こちらのほうも、今後、サミットの開催に大きく磐田市がかかわるようにできないもんか、お伺いをします。 以上です。 ◎市長(渡部修君) 私のほうには、AEDの1点再質問がございましたが、貸し出しのAEDがあるやなしやは、具体的にあるようですので、担当の部長から答弁させますが、まず、物事には順序があると思いますね。人が大勢集まるところ、集まっているところが基本になって、全国の公共施設でもふえてございます。 ただ、私自身も含めてですけども、いざ、その場で、そういう場面に遭遇したときに、にわかにそれをさっと体が動くかというと、なれていない自分がございます。そうすると、やっぱり緊急時の対応の意識も含めて訓練というかなじむということが必要だと思っております。 その中で、いずれ一括交付金が徐々に地域の中で認知されて、使い方も工夫が出てくれば、そういうこともあり得てくるだろうと。今までは一律に事業を決めて、それに一律に助成をつくったり制度をつくったりしてますが、そういうような単純な社会ではなくなってきてるところがありますので、創意工夫のところで、今後のことはそういうことがあるかもしれませんが、とりあえず、先ほどの答弁とさせていただきました。 以上です。 ◎健康福祉部長(平谷均君) AEDの貸し出しの件でございますが、現在、健康福祉部、健康増進課に2台貸し出し用として設置をしてございます。何回も答弁で市長が申し上げておりますように、貸し出しでもって、その場で、いざというときに使える、そんな単純なものでもございません。知識も必要でございますし、講習などを受けていただかないといけないというふうに思っておりますし、それから、体へ当てるパットなどの管理というのは大変重要なものになってきておりますので、定期的な交換も現在しております。そういったところが、使わなかったからといって、やたらな対応をされてしまいますと、いざというときに大変困りますので、そういった点、十分に周知をしながら貸し出しをしているような状況でございます。 以上です。 ◎教育長(松村啓至君) 議員から御指摘ございました国分寺サミットについてでございますが、国分寺サミットの開催されないときがございまして、例えば、平成14年、15年、21年、22年、23年、26年、27年と開催されていません。 当時、ここを会場に、磐田市を会場に、全国国分寺サミットを行ったときがあるわけなんですけども、整備事業をスタートさせた段階では、全国にPRする大変よい機会だと考えていたわけですけれども、今申し上げましたように加盟自治体の数も増加していない、開催も不定期であるということから、必ずしも出席することが意義あるものかどうか、その辺は難しい状況であるなというふうに考えてます。 今後、状況が変更するならば、検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(増田暢之君) 10分間休憩いたします。     午前10時45分 休憩     午前10時55分 再開 ○議長(増田暢之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続けます。 △23番 高梨俊弘君の一般質問 ○議長(増田暢之君) 次に、23番 高梨俊弘議員。     〔23番 高梨俊弘君 登壇〕 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 大項目の1です。図書館政策の充実についてお伺いをいたします。 図書館で言いますと、最近では、静岡の中央図書館が老朽化をして、図書館利用ができなくなってる。そんなニュースもあるわけですけども、私は、磐田の図書館についての運営についてお伺いいたします。 1点目です。(仮称)子ども図書館基本構想が策定され、今後、構想に基づき豊田図書館の改修が進められていきます。子育て相談機能を備え、全ての世代が親しみ交流し、使いたくなる図書館を目指すとのことです。 小項目の①として、基本構想の概要、今後のスケジュールについてお伺いをします。 小項目の②です。(仮称)子ども図書館は、全ての世代が親しみ交流し、全ての世代が使いたくなる図書館を目指すとのことですが、豊田地域だけでなく他の地域からも利用される図書館とのことです。自家用車だけではなく、さまざまな交通手段が必要だと考えますが、利用者数、図書館への交通アクセスをどのように考えているのかをお伺いします。 小項目の③です。現在利用されている新聞や雑誌、一般図書の扱いはどのように検討をされたのかをお伺いします。 小項目の④です。(仮称)子ども図書館は、子育て相談機能を備えた新たな図書館とのことですが、今までの図書館とは、どのように違うのか、職員体制や、また運営についてお伺いをします。 2点目です。日本図書館協会が、司書の専門性の向上に不可欠な図書館における実務経験や実践的知識、技能を継続的に習得した者を評価し、公立図書館及び市立図書館の経営の中核を担い得る司書として、公的に認定することを趣旨として行っています認定司書制度があります。2017年度までに全国で135名が認定されているとのことです。職員のレベルアップが図書館サービスの向上につながると考えます。 小項目の①として、認定司書に対する認識と意義についてお伺いをします。現在、静岡県では2名の方が認定されているということであります。 小項目の②です。図書館職員の専門性を高め、地位向上のためにどのような取り組みがなされているのかお伺いします。 小項目の③です。図書館職員の多くは嘱託職員です。図書館の質の向上のためには、非正規職員の待遇改善が必要だと考えます。見解をお伺いします。 3点目です。日本図書館協会が昨年8月、図書館を設置する全国1,361の都道府県と市区町村に自治体総合計画等における図書館政策の位置づけについてのアンケートを行っています。 回答のあった1,049自治体のうち、「まちづくりや地域振興に役立つ目的で事業を行っている」と答えた図書館は497自治体あり、事業として597事業の回答がありました。 この点について、小項目の①として、アンケートに対する磐田市の対応についてお伺いをします。 小項目の②です。アンケート調査では、具体的な事業例の回答もあり、例えば、岩手県紫波町では、図書館が農家と消費者などの交流行事や農業に関するデータベースの講習会を開くなど、農業支援を掲げています。福岡県立図書館では、育児中の女性向けの就業相談会や、定年後のシニア世代向けに起業やボランティアに関するセミナーも行っています。磐田市でも、こういうことを行っているのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。 大項目の2です。環境問題の課題についてお伺いをします。 1点目です。一般廃棄物の焼却施設(ごみ処理場)クリーンセンターには、24時間稼働の焼却炉2基と、灰溶融炉1基があります。灰溶融炉の利点は、焼却灰の容積を小さくして埋立地を節約する、溶融スラグを建築資材として民間に売れるとされ、国が建設を推奨してまいりました。しかし、膨大な電気や重油などのエネルギーが必要であり問題もあります。交付金を受けて灰溶融炉を建設したものの、全国では灰溶融炉を使用しない自治体もふえています。磐田市の現状と課題についてお伺いをします。 2点目です。家庭系生ごみの資源化は、地球温暖化対策の観点からも進めなければならないと考えます。 全国では、こうした生ごみを使ったバイオガス利用をやってるところがございますが、バイオガス化事業に関する見解をお伺いいたします。 3点目です。中遠広域一般廃棄物最終処分場は10年間の埋め立て期間を6年間延長し、平成34年12月まで埋め立てすることができます。その間に、現在の施設にかわる施設の確保が必要になります。建設場所を決めてから施設ができ上がるまでに、最低でも5年間を要する大きな事業です。新たな処分場の検討状況と課題についてお伺いをいたします。 4点目です。このところ、台風や集中豪雨などの大規模災害がふえています。一時的に大量発生する災害廃棄物等に対応するために、県や近隣市町と連携して処理を行ったり、広域で処理を行うことが必要になります。どのような計画を持っているのか、現状と課題についてお伺いをいたします。 5点目です。海岸に近く津波の心配もあり、昭和49年建設の火葬棟と斎場と、昭和54年建設の待合棟など、老朽化しています磐田市聖苑(火葬場)の現状と今後の火葬場計画についてお伺いをいたします。 大項目の3です。中泉地域のまちづくりについてお伺いをいたします。 1点目です。きょうは、先ほども質問がございましたが、現市民文化会館文化振興センターの跡地利用について、どのように検討されているのかをお伺いします。 小項目の①です。市民文化会館跡地の活用について、調査を行うということですが、調査の状況についてお伺いをします。 小項目の②です。跡地利用は、市民の声を聞く中で検討すべきだと考えます。見解をお伺いいたします。 2点目です。市は旧ユニー跡地にある公共不動産のテナント事業者の募集をしています。多くの方が集い、活気あふれる場所になるよう、飲食店や小売店など、にぎわいづくりの観点で出店できる事業者を募集をしているとのことです。 小項目の①です。募集の状況や応募の状況についてお伺いをいたします。 小項目の②です。ジュビロード駅前商店街の活性化にどのようにつながると考えているのかを伺いをいたします。 3点目です。老朽化した中部幼稚園と西幼稚園を統合した(仮称)中泉こども園として、現磐田西幼稚園の敷地に整備する事業が計画をされています。平成32年2月竣工を目標として今年度に基本・実施設計を行うとのことです。 小項目の①です。計画に至った経過、基本設計・実施設計の内容についてお伺いをいたします。 小項目の②です。新たなこども園の規模、体制についてお伺いをいたします。 小項目の③です。当局の計画では、初期の段階から幼稚園、小学校、保護者、設計者、行政が一体となった(仮称)建設検討委員会を設けるとのことです。計画には、保護者、学校関係者、住民の意見が反映されることが必要だと考えますが、見解をお伺いいたします。 以上で、私の一般質問といたします。 ○議長(増田暢之君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、高梨議員の質問に回答させていただきます。 図書館政策の充実については、後ほど教育長から回答いたします。 初めに、環境問題の課題のうち、灰溶融炉についてでございますが、本市もごみの減容化と再利用の観点から、灰溶融炉で焼却灰のスラグ化を行っており、磐田市一般廃棄物最終処分場の覆土材等に活用しております。 スラグは精製に相当の費用を要することや需要が少ないことから、今後の灰溶融炉のあり方について検証・検討をしていかなければと考えております。 次に、家庭系生ごみのバイオガス化事業についてでございますが、バイオガス化事業に取り組むためには、新たな施設設置整備投資に加えまして、生ごみ単独での分別収集が必要となり、市民負担がふえることから、現状において生ごみのバイオガス化は考えてございません。 なお、民間企業が有機系廃棄物のバイオガス化に取り組み始めてございますので、技術の進捗や先進自治体等の動向を注視していきたいと考えます。 次に、中遠広域一般廃棄物最終処分場にかわる新たな処分場検討状況と課題についてでございますが、現在、平成35年1月に、次期最終処分場が供用開始できるように作業を進めてるところでございます。検討状況を含む具体的な内容につきましては、デリケートな問題でございますので、現時点で申し上げれることはございませんが、引き続き全力で努力してまいります。 次に、災害廃棄物対応に関する県や近隣市町との連携及び計画の現状と課題についてですが、大規模災害により、本市で対応し切れない災害廃棄物は、平成13年度に締結をいたしました一般廃棄物処理に関する災害時の相互援助に関する協定に基づき、近隣市町に支援を要請することとなってございます。 また、これを超える規模の災害廃棄物につきましては、県が締結している全国都道府県における災害時の広域応援に関する協定に基づき、必要な協力要請を他県に行っていくこととなっております。 課題につきましては、実効性のある訓練を重ねることや、協定市町と顔の見える関係を構築していくことを考えております。 次に、老朽化している磐田市聖苑の現状と火葬場計画についてでございますが、火葬施設は延命化を図るため、毎年計画的にメンテナンスの工事を行ってございます。 また、待ち合い施設は、利用者に不便を来さないよう、早目の修繕を行うなど、維持管理に努めております。 なお、今後の火葬場計画については、現時点ではございません。 次に、中泉地域のまちづくりのうち、現市民文化会館文化振興センターの跡地利用のうち、跡地活用調査の状況についてでございますが、現在は職員による跡地等利用検討委員会で、民間活用のあり方も含めて方向性の検討をしてございます。 次に、跡地利用は、市民の声を聴く中で検討すべきについてでございますが、さきに小柳議員に回答いたしましたとおり、一定の段階で方向性を市民に公表し、意見を伺いたいと考えております。 次に、旧ユニー跡地にある公共不動産のテナント事業者募集のうち、募集の条件や応募の状況についてでございますが、募集条件といたしまして、業種は日中営業を基本とする小売業、飲食業、サービス業などとし、週5日以上営業することや、地域活性化事業への協力等を上げ募集したところ、レストラン、カフェ、ベーカリー、子育てサロンなど9件の応募がございました。 次に、駅前商店街の活性化については、1店舗出店しただけで、すぐににぎわいが生まれるということは難しいと考えておりますが、これをきっかけに、少しずつでも活気あふれる商店街となるよう、既存商店や各種団体と連携しながら努力をしていきたいと考えております。 次に、(仮称)中泉こども園整備事業の基本・実施設計のうち、計画に至った経緯、基本・実施設計の内容についてでございますが、経過については、平成29年2月定例会で回答いたしましたとおり、老朽化が著しい磐田中部幼稚園の再築基本構想を策定する過程で、現在の場所や新たな土地への建てかえも検討いたしましたが、いずれも課題が多いため、中泉地区の将来的な教育、保育環境を見据えまして、磐田西幼稚園と統合し、あわせて高まる保育ニーズにも対応可能な認定こども園として、現在の磐田西幼稚園敷地内へ建設することといたしました。設計につきましては、来年2月を目途に実施設計まで完成させる予定でございます。 次に、新たなこども園の規模、体制についてですが、統合する2園の園児数や新たな保育園枠を踏まえまして、園児数300人規模の幼稚園型認定こども園を予定しております。 次に、保護者等の意見反映についてでございますが、関係者の意見を反映することは必要であると考えますので、保護者、幼稚園、小学校、地域等の代表からなる建設検討委員会における意見を、可能な限り設計に反映させていきたいと考えております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(増田暢之君) 教育長。     〔教育長 松村啓至君 登壇〕 ◎教育長(松村啓至君) 高梨議員の質問に回答させていただきます。 初めに、図書館政策の充実の(仮称)子ども図書館のうち、基本構想の概要、今後のスケジュールについてですが、基本構想は、子育て相談機能と図書館機能をあわせ持つこれまでにない新しい施設として、改修計画やサービス提供の考え方などを取りまとめてまいりました。今後のスケジュールについては、基本構想の段階では、来年3月末を工事完了の目標としていましたが、外回りの改修などの追加検討をしているため、若干おくれる見込みでございます。 次に、利用者数、交通アクセスについてですが、利用者数については、これまで以上に多くの市民の皆さんに訪れていただけるように取り組んでおります。 また、交通アクセスについては、市全体のほぼ中央に位置しており、今後利用者ニーズの実態把握等に努めてまいりたいと考えております。 次に、雑誌・新聞・一般図書の扱いについてですが、子育て相談機能を十分発揮できるよう、子供のための絵本や児童書を手厚く配置するとともに、全ての世代に親しまれる情報書籍や読み物なども取りそろえるよう検討しています。 次に、職員体制、運営についてですが、事業計画案を踏まえ、今後検討してまいります。 次に、認定司書制度のうち、認定司書に対する認識と意義についてですが、認定司書制度は、司書全体の研さん努力を奨励するとともに、司書職のキャリア形成や社会的認知の向上に資することを目的とし、日本図書館協会において、2010年度から事業化されており、司書の成長を後押しするとともに、サービスの質的向上につなげていく意義があると考えています。 次に、専門性を高め、地位向上のための取り組みについてですが、本市の図書館は、静岡県図書館協会に加盟し、県図書館協会の主催する研修には業務に支障のない範囲内で職員を派遣し、図書館司書としての専門性を高め、資質向上を図っています。 次に、非正規職員の待遇改善についてですが、本市の図書館の非正規職員については、市の規程の範囲内で、図書館の運営が円滑にできるよう任用を心がけているところであります。 次に、自治体総合計画等における図書館政策の位置づけアンケートのうち、本市の対応についてですが、各事業策定中のため、アンケートには参加していません。 次に、まちづくりや地域振興に役立つ事業に関する見解についてですが、図書館が地域の課題に向き合うことは非常に重要と考えます。質問の中にあった事業は、各自治体によって違いがあると思いますが、それぞれの課題解決のために、図書館機能を活用した一つの事例であると認識しています。図書館としては、地域や時代の実情を踏まえ、関係機関と連携しながら市民に役立つ情報発信に努めてまいりたいと考えています。 以上でございます。よろしくお願いします。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、答弁のありました順番に聞いていきたいと思います。 一問一答で、大項目の2、環境問題の課題のところからお伺いをいたします。 1点目の灰溶融炉の問題ですけども、現在、現状では使っているわけであります。今後はいろいろ検証や検討をしていきたいということでしたけども、これは、もう既にそういうことをされているのか、それとも、今後の予定でやっていくという方向なのか、その辺の現状をお伺いします。 ◎市長(渡部修君) この施設整備の検討につきましては、私も議会に籍を置いてましたし、議員もその中の一員であったと思いますが、リーマンショック前の計画ですので、いろいろな方式を検討したことは記憶に、私自身も残っております。その後、リーマンショックがあり、その後、2年近くの後に3.11がございまして、エネルギーの問題だとか災害の問題がクローズアップされました。であるけれども、国の補助金をいただいてる関係で、基本的には事業完了後10年、これでいきますと、平成32年になるわけですけども、それまでは、現在の形をつないでいくということが、今、法制度の中で私たちがやるべきこと、逆に言うと、その前後から思いとしましては、その後、どうするかということは、少しずつ検討していかなきゃなりませんが、いずれにいたしましても、磐田市だけの課題ではなくて、当時、全国的に施設整備をする場合は、そういう方式をとられましたので、全国的な課題であろうと思っております。見直しは、正式に検討していくのは平成32年度以降という形になりますけれども、思いは少しずつという思いがございます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 今、平成32年を一つの目安にという話ですけど、既に灰溶融炉をやめてしまって、交付金を受けてるけど国に返さなくてもいいというようなことも、私のほうでも自治体のそういう状況をやってるところからも聞いてるんですけども、磐田市としては、そういう現状は把握されてるんでしょうか。全て、要するに10年間たたないとできないというふうにお考えになってるのか、その辺の現状についての把握は、その一方でされているかどうかお伺いします。 ◎市長(渡部修君) 具体のことですので、担当部長に答弁させます。 ◎環境水道部長(松下享君) 随時確認はしておるとこですが、私どもでは返さなくてもいい制度があるというところまでは把握しておりません。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 今の点、少し全国的な状況も調べていただいて、平成32年を一つの目安とおっしゃっていますけども、そこら辺のことについては、検証・検討という情報の中に入れていただけたらと思うんですけど、その辺の見解はどうでしょうか。 ◎市長(渡部修君) 先ほども申し上げましたとおり、当然、平成32年度末以降に、10年たつから検討するんでは遅いと思いますから、私たちができることは、そういう方向をめどにしながら、全国的な情報を、とにかくアンテナを高くして調べ上げる、そして、できるだけ磐田市にとって一番いい方策をとっていくということに尽きると思います。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、3点目のところ、中遠広域一般廃棄物の最終処分場のところです。平成35年を期限という形で今、検討されてるということでしたけども、現在の一宮のところ最終処分場との関係で言いますと、その辺の時期というのとどういう関係になるのか、その点を伺いたいと思いますが。 ◎市長(渡部修君) 具体のことですから、担当の部長に答弁をさせます。 ◎環境水道部長(松下享君) 今までと変わらず、今の状況では、今決まっている期間で一宮を終わらせる中で新たなものをつくる方向で考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) もう一度、確認させていただきますが、10年間の埋め立て期は6年に延長して、この間の議会の中の答弁でも、平成34年の12月までというお話を聞いてるんですけど、その辺のとこと、35年で開始できるというそこら辺のちょっとした1年間もいかないんですけど、そこら辺のとこ、どういうふうに埋められるのかということで、ちょっとお聞きしたんですけど、その点をお伺いします。 ◎環境水道部長(松下享君) 一宮を終わらせて速やかに新たなものへと考えているとこです。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) わかりました。35年にできるような形で進めるということだということで理解させていただきます。 続いて、4点目のところで、台風とか集中豪雨の点ですけど、近隣市町とそういった形でやってるということですけども、県を通して、全国的な問題ですと県を通して広域にやっていくということですので、具体的に災害時の場合にはそういったことを行うという、そういう相手とちゃんとした取り決めみたいなのが行われているのかどうなのか、こういったことになったらやるよというような意味合いなのか、それとも、そこら辺の具体的に、もう既にそういう関係市町とやっていくかどうか、その点をお伺いします。 ◎市長(渡部修君) 先ほどの答弁で、協定は既に結んである、市と協定を結んでいる以外に、もっと広域的な都道府県の協定も県の範疇の中で結んであるということ。私たちの場合は、レベル2を想定して、全国的な22市町のネットワークにも加入してありまして、先ほど答弁いたしましたように、顔の見える環境は非常に大事ですので、時間をとる中で毎年協定を結んでる市に訪問をして、個人的なつながりも含めて顔の見える関係を築いてるとこでございます。 あと、補足で、具体のことがありましたら、担当の部長に答弁をさせます。 ◎環境水道部長(松下享君) ただいま市長が申し上げましたように、協定という形で締結しております。 ちなみに、全国のほうは、平成18年に結んでおります。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 5点目の磐田聖苑のところですけども、メンテナンスも行って、現状についてしっかりとやってると。今後の火葬場の計画については、ないということなんですけど、メンテナンスを行うと、その期間は使用できないわけなんですけども、そうした事態はなかなか大変じゃないかと思います。やはり5炉あるうちの何炉かが、そういうメンテナンスの期間にありますと、当然、少なくなってしまうんですけど、そういったことも考えた上で、現状の5炉の今の火葬場のあり方は、課題がなくて現状ではこのまま続けるということで理解してよろしいかどうかをその点お伺いします。 ◎市長(渡部修君) 担当の部長に答弁をさせます。 ◎環境水道部長(松下享君) 今のやり方で、友引とか休みの日ですね、うまく使いながら、皆さんに御迷惑をかけない範囲でやっていけると考えているとこです。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 老朽化、耐震の問題はちょっとわかりませんけども、建てた年度は大分古いわけですよね。そうしたところ、メンテナンスしながら続けてるということです。高齢化もこれから続く中で、ますますこの場所の必要性も高くなってくるんですけど、そうしたことも将来に考えた上でも現実的に大丈夫だという答弁だったかどうか、その点をお伺いします。 ◎環境水道部長(松下享君) 亡くなる方がふえることにつきましては、なかなか数値の確保を明確にすることがいろいろありますが、一応、そちらも想定いたしまして、喫緊の課題ではないと考えている中で思ってるとこです。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、大項目の3のところへいきます。中泉地区のまちづくりの市民文化会館のところです。現在、職員でもって検討をいろいろされてると、民間の活用も含めて検討されてるということなんですけど、民間といいますと、この間、商工会議所からも要望書等出されてますが、これも含めて、今調査、また検討されてるということで理解してよろしいのかどうか、お伺いします。 ◎市長(渡部修君) そのとおりでございます。 ◆23番(高梨俊弘君) 民間から出されたのは、しっかりとした文書で出されてるようですけども、これに対しては、回答みたいなものもされてるんでしょうか、検討する中で、それとも一定の方向が決まったから検討するという状況を持ってるのか、その点お伺いしますが。 ◎市長(渡部修君) 経済団体から要望書が出されたことは議員も御承知のとおりです。そのときに、具体的な文言があったかというと、そうではなくて、市民会館がなくなった跡地について、ぜひ商工会館を、産業会館を建設したいという旨の要望書でしたので、具体的なものというのは、私どものほうで構想が固まって具体的に懇談に入るという流れになってると考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 1のところで言うと、今、庁内でずっと検討されてて、ちょっと2と関係しますけど、一定の段階で市民の皆さんの御意見を聞くというような話だと思いますけど、それはスケジュール的に見て、これからの状況は言っても出てこれるのかどうか、スケジュールというんですかね、決まったらこういった一般の声を聞くというようなことも、既に検討をされてる中で、庁内の検討の中で一定の方向性が定まってるのかどうか、その点をお伺いします。 ◎市長(渡部修君) 今、鋭意検討を重ねてるところでございますので、先ほどの答弁以上のものはございません。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、2のところ、ユニーの跡地のところですけど、現在、9件ほど応募やそれがあるということですけども、この応募、その他について、市としてどのぐらいの時点で決定していくのかどうか、その点をお伺いいたします。 ◎市長(渡部修君) 公募しまして、9件の応募があったということは、県外からも応募がございましたので、その中で、今後のスケジュールは決めていくと思いますけれども、具体のことですから担当の部長に答弁をさせます。 ◎産業部長(真壁宏昌君) 今月末までには決定をしたいというふうに考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 小項目②のところです。商店街の活性化ということで、1店舗ではなかなかという話でしたけども、場所的にはまちの真ん中であって、いろいろな行事のときにあそこが割といろいろな形で中心になったりもしてますので、一定のやり方、その他によって、ある程度のにぎわいにも貢献できるんではないかと思ってるんですけども、市としては、そこら辺のところも含めて、応募の中にいろいろされてると思うんですけど、活性化というとこで、どのような新たな事業を展開する中で考えておられるんなら、もう一度お伺いしたいと思いますが。 ◎市長(渡部修君) 先ほども答弁いたしましたけれども、軽トラ市の本部的な機能も持ち合わせた場所であるということ、それから、公募の条件といたしまして、これからも磐田市の中で、地域貢献も含めた貢献をお願いしたいということは組み込んでございます。ですので、いろいろな意味で共同の歩調をとっていければと思っておりますが、それよりも何よりも集客が見込める、要するに議員がおっしゃってるように、活性化という字のごとく、皆さんが利用していただいて、なるほどこの1店舗でもそこそこ活性化してるというような思いの店舗、企業の誘致と考えておりますが、先ほど申し上げましたように、だからといってあのジュビロード一帯が今の状況下で1店出てきたからという、そのジュビロードの商店街の活性化という意味では、なかなかという思いで申し上げさせていただきました。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) それでは、3点目のところの中部幼稚園と西幼稚園のところですけども、老朽化した幼稚園をということですけども、規模も300超えてるということです。3点目のこの計画については、保護者であったり学校関係者、地域住民の意見が反映されるようにというふうに、私ここで書きましたが、既に検討委員会が開かれてるようですけども、そうした中での皆さんの御意見というのは、どうであったのかお伺いしたいと思いますが。 ◎市長(渡部修君) 具体的には担当の部長に答弁させますが、私、今でも記憶にありますけれども、今回、4月の選挙で当選をされた1期の議員さんが、必ず当選後に各施設を回ります。そのときに、私は、中部幼稚園も回りました。そのときに、関係者から非常に駐車場が狭いということ、既に老朽化が激しいということみたいなことは伺っておりました。ところが、その後、議員も御存じのとおり、中泉の中で西新町で開発行為が起こって地域住民がふえました。航空写真を見渡したときに、余剰地がある地域ではございません。等々を考えたときに、行ったり来たりはいたしましたが、今のところで建てかえるか否やということも大きな争点となったと思います。地域の皆さんの思いはわからんでもないですけれども、とにかく地域の子育て最中の皆さんの支えとなり、保育園部分をつくり、そして、なおかつ西幼稚園も含めて一体的な改築をするという流れになっておりますので、そういう中で、今、どの程度の工程表になっているかわかりませんが、担当の部長に答弁をさせます。 ◎こども部長(水野義徳君) お答えをいたします。 具体的なものは、検討委員会も始まったところですので、これから詰めていくわけですけれども、今、開いた中では、具体的な園舎の配置とか、今後のスケジュール等を一旦説明をさせていただいて、御意見を伺っております。 そういう中では、その中身の教室の配置等の具体的なものであるとか、工事期間中の安全確保、こういう点、それから通園方法等、こういうような形で幅広く意見が出されておりますので、それらを踏まえてできるものについては、できる限り対応していくというようなことで考えております。 以上でございます。 ◆23番(高梨俊弘君) 今、そうした検討委員会の中で出されてということでありますが、園舎の配置であったりとか、通園方法だとか、あとそうしたところが話として出てると思うんですけども、これについては、一つ一つ住民の皆さんが理解をしていただけるように、話し合いの中で詰めていくということで理解してよろしいんでしょうかね、聞くだけという話なのか、それとも意見についてはしっかりと受けとめて、また回答していくという、そういうようなスタンスでもって、これからの検討委員会を開かれていくのかどうか、その点をお伺いします。 ◎こども部長(水野義徳君) お答えをいたします。 今、そういうのが出てますので、例えば、配置案とかそういう意見も伺っております。これを次回の中で、また繁栄をさせたものを、その検討委員会の中ではお話をさせていただきますし、また、例えば、先ほど申し上げませんでしたが、PTAの活動等、今後どうしていくんだというようなことも、当然あろうと思います。そういうとこにおきましては、必要に応じて、全体ではなくて分科会ではないですけれども、そういうところの会も随時臨時的に開きながらということも考えております。そういう中で対応していきたいと思っております。 以上でございます。 ◆23番(高梨俊弘君) 今のお話の中で、通園の問題というのは、一番、多分保護者の皆さんにとって大きな課題かなと思ってるんで、その点については、何かそういった市として受けとめた中で改善策とか何かをもって次へ臨まれるのか、それとも通園方法については、まだ検討もされてないということで理解してよろしいのか、その点をお伺いします。 ◎こども部長(水野義徳君) 通園方法を具体的な送迎の関係になりますが、細かいところは今後詰めていくという段階でございます。 以上でございます。 ◆23番(高梨俊弘君) 大項目の1点目のところに移ります。 図書館政策の充実というところですけども、子ども図書館のところですが、中項目の1の①の小項目のところですけども、今後のスケジュールの中では、少し若干おくれるということですが、今、現状の中でおくれていくということに対して、市民の皆さんに、どのような形で周知させていくのか、その点をお伺いします。 ◎教育長(松村啓至君) 具体的に幾つかの点で、訂正をする必要がございまして、機能そのものを今までにない新しい一つの施設になるもんですから、その辺のところでいろいろ訂正事項がございます。一応、工期については、来年度どのくらいおくれるかということも踏まえまして、今、もう一度、その辺の定かな時間の経過、どのぐらいでできるかというところですね、もう少し検討をしまして、その段階で、市民の皆様にその過程を、スケジュールをお知らせ申し上げたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 小項目②のところですけども、この子ども図書館は、市全体から利用されるということですが、ニーズの把握をするということで、交通アクセスの点で、そういったことですけど、これは、どのようにニーズ把握をされるのか、アンケートをとるのか、ちょっとよくわかりませんけど、どのように考えているのかお伺いいたします。 ◎教育長(松村啓至君) 基本的には、交通アクセスの便が、豊田図書館につきましては、大変すばらしいものを持ってますので、自家用車についての交通アクセスは、十分対応できるなというふうに考えてます。 今後、人数をどのような交通弱者の方が、どのような動きをするのか等、分析をして、具体的に対応を検討していきたいと。その時期がいつごろになるかというのは明確になっておりません。具体的にもう少し分析をして検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 今の点は、子ども図書館が開館されるまでにある程度把握して、方向性というのは出されるのかどうか、それともできてから、また考えていくということなのか、その点、はっきり言っていただければと思いますが。 ◎市長(渡部修君) この質問は、図書館という位置づけからしますと、教育委員会の所管、ところが、幅広く子育て支援も含めたという部門でくると市長部局の答弁ということになって、お互い今回の質問に関しては、それぞれ答えにくいところを優先して答え、補足をそれぞれがするということで考えてございましたので、答弁をさせていただきますが、今まで全くない形、形はそのまま豊田の図書館を利用させていただきますけれども、とにかく今の社会状況、磐田市の子育て環境の課題に対応して、それにできる限り、具体的に言えば、かゆいところに手が届く的なことを意識しながら、今詰めている段階です。 最初、設計をいたしましたけれども、どうせここまでやるんであれば、もう少し使い勝手がいいようにという形で、あそこのあの図書館の北側に水路がありますよね、あそこ水路の手前に、東から入ってくると非常に狭いところがある。これも現地を見ていただきましたら、この際、もう少し交通弱者ではありませんが、車椅子の方でも入りやすいような通行しやすいような、もしくは玄関口が物すごく暗いので、もう少し明るい雰囲気から始まりまして、今精査をしながら、これから詰めていくという状況になりますので、具体的な思いはありますが、詰めの作業といたしまして、やっぱりやりながら考えるというところが、どうしても出てきます。 従来の豊田図書館に通ってる、来てくださってる方の人数を把握してありますが、新たな需要を想定しての、また相談機能をあわせ持ってという形を考えてございますので、施設をオープンしてから、皆さんが喜んでいただける施設になるべき、若干おくれるかもしれない、それから、施設整備もそれに合わせて再検討してるという状況下の中に、今、ございますので、具体的に、さあ、何人だからどうだ、もともと全く使われてない意識のない地域ではなくて、アミューズも非常によく使われてる施設ですので、そこに隣接してる図書館の施設ですから、需要減ということはなかろうと思いますが、増にはなるだろうと想定しております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 市長の今の御答弁だと、交通弱者も含めて、交通アクセスについては、今後考えていくということで理解してよろしいかどうか、その点確認させてください。 ◎市長(渡部修君) 当然、考えていきますが、議員さんが考えているそのような対応をするかどうかは別にしまして、相対的にできるだけ利便性のいいようにと考えるのは当然のことだと思っております。 ましてや、市民会館が隣接地にできるということも含めますと、当然、リンクして出てくるだろう案件だと思っております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 中項目2のところへ移ります。 認定司書については、研さん努力、キャリアを上げていくということでの役割を持ってるということでお聞きいたしました。 2番目のところで、図書館職員の専門性を高めるということですけども、これは嘱託職員も含めて皆さんがこういうためにいろいろなことをやったりとかしているというふうに理解してよろしいですか、さまざまな研修とかいろいろあると思うんですよね。県外へ行ったりとか、そういったことは、要するに図書館職員全体でもって、そういう専門性を高める、また、されてるかどうか、その点、お伺いします。 ◎教育長(松村啓至君) 御指摘のとおりでございます。 ◆23番(高梨俊弘君) そうした中で、3点目のところですけど、全国的に図書館の職員というのは非正規の方がふえてる状況です。そうした中で、磐田市として独自にもう少し何か図書館の職員の待遇改善であったり、質を高めるための努力ということだと、今回お聞きしたんですけども、他の自治体によっては嘱託職員の5年ぐらいの一つの目安があるんですけど、それを取り払って長く続けれるようにとか、いろいろな改善してる自治体もあるんですけど、磐田市としては、その点についての待遇改善ということで、この間何か努力されてる点があるのかどうか、お伺いいたします。 ◎教育長(松村啓至君) 2点あったというふうに思いますけれど、まず図書館の職員の資質向上については認定司書制度もございますけれども、特に県の図書館協会の開催する研修会の参加を中心として、資質向上に努めているところであります。 それから、図書館職員、嘱託職員、非常勤の職員については、割合としましては、磐田市の場合は静岡県の平均よりも比較的少ない状況です。 それから、あと基本的に磐田市嘱託職員の勤務条件等に関する要件に従いまして、職員を任用してるわけですけれども、ある一定の期間の中で、嘱託職員、非常勤の職員につきましては、徐々に改善をされてきているなというふうに考えております。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 今、教育長から静岡県の平均よりか若干いいというお話、静岡県の平均というのは、どのぐらいなのかちょっとわからないんで、それを説明した上で、磐田市はこうだと、ちょっと説明していただきたいと思うんですけど、お願いします。 ◎教育長(松村啓至君) 県の平均は、平成26年度の資料になりますけれども、73.1%で、それから磐田市の場合、平成29年度は64.0%でございます。 以上です。 ◆23番(高梨俊弘君) 最後のところですけど、アンケートには回答はしなかったわけですけど、3点目のところですけども、磐田市としての他の自治体でいろいろ実際、2のところで聞きましたけども、具体的に図書館が地域の図書館としてのいろいろなことをやってるということで、磐田市として、特にこの間、項目に当てはまるんですかね、地域の実情にいろいろなことに取り組んできたというのがあれば、少し説明していただきたいと思いますが。 ◎教育長(松村啓至君) 先ほども、市長の答弁にもございましたように、磐田市の図書館、それから子育て機能、これは策定中であるということで、答弁をさせていただきましたけれども、融合したこれから新しい活動というふうになるんじゃないかなと思います。 そのほか、磐田市の図書館としての機能というのは、常に研修を積みながら充実してきてるものであるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(増田暢之君) それでは、午後1時まで休憩いたします。     午前11時46分 休憩     午後1時 再開 ○議長(増田暢之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続けます。 △13番 虫生時彦君の一般質問 ○議長(増田暢之君) 13番 虫生時彦議員。     〔13番 虫生時彦君 登壇〕 ◆13番(虫生時彦君) それでは、通告に従い質問をさせていただきます。 まず、大項目1の指定避難所の熱中症対策と市職員の配置についてであります。 一昨日の台風18号は、日本列島を縦断し、各地に大きな被害を出しました。幸いにも当市においては、特段の被害がなく、台風は過ぎ去りました。台風が九州、四国、本州、北海道の4島に上陸するのは非常に珍しい現象のことであります。 それでは、中項目1の8月7日の指定避難所開設による、指定避難所磐田北小学校の様子を見て、以下を伺います。 8月7日台風5号の接近により、磐田市内全域に避難準備高齢者避難開始情報が出され、指定避難所磐田北小学校の様子を見てまいりました。避難所となっている体育館の中は、出入り口の数カ所が半開きにしてあるものの、蒸し暑さのため汗ばむほどでした。 避難所には、障害者の方たち6名が避難をされていました。お話を伺ったところ、「風雨がひどくならないうちに避難をしてきました」とのことでありました。避難所体育館内は、直径50センチほどの扇風機が1台、避難者の方たちに向け回っていましたが、熱い空気を循環させているだけであり、ほとんど涼しくは感じませんでした。この暑さで、障害者や高齢者、幼児など避難されてきた方々は熱中症にならないだろうか、もっと多くの方たちが避難されてきた場合、この暑い体育館の中で体調を崩してしまうのではないだろうか、熱中症対策の必要があるのではないかと心配をいたしました。 以下、4点について伺います。 小項目1、障害者や高齢者、幼児等に熱中症を発生させない対策として、避難所にエアコンの設置が必要です。しかし、避難所体育館全体の空調となると難しいと考えます。 そこで、体育館等の用具倉庫等、あるいは特定の個室等に障害者、高齢者、幼児等のためにエアコンを設置できないものか伺います。 小項目2です。避難所内の気温、湿度の目安とするための温度計や湿度計を設置できないか伺います。 小項目3です。夏季の避難時には、熱中症予防対策として、冷却シート、マット、クールジェル、うちわ、汗ふきシート、飲み物、塩あめ等が必要です。これらは自助の範囲と考えますが、障害者や高齢者、幼児用として特別に備蓄・配付できないか伺います。 また、これらの物品を日ごろから家庭で備蓄し、暑いさなかの避難時には、避難の際の持ち物として加えるよう、市民に啓発することが望ましと考えますが、見解を伺います。 小項目4です。8月7日の午後5時に避難所が開設され、翌日の午前5時に避難所が閉鎖されました。この間の約12時間、職員3名で対応されたようです。 地震や津波、大雨等々、万が一の際、職員はそれぞれの役割が与えられ、また職員が被災され、職員の数が足りなくなるおそれがあることは理解できます。しかし、避難所配置職員が3名では負担が多過ぎると感じています。配置職員を増員することはできないものか伺います。 次に、大項目2の「磐田から日本遺産を」についてであります。 中項目1、磐田市の文化財を日本遺産に登録するための研究をしてみてはと提案をいたします。 小項目1、まず、日本遺産について簡単に説明いたしますと、次のようなことであります。 2020年の東京オリンピック、パラリンピックとも関連させ、日本人のみならず外国の皆さんにも日本の各地に散在する有形無形の文化財や伝統文化に触れていただき、日本を知ってもらうと同時に、各地域を訪れていただく、そしてその地域の活性化に寄与させることができないかと、一昨年から文化庁が提案し、年に1回文化庁が全国の自治体に呼びかけて公募しているものであります。2020年までに約100件の日本遺産を指定しようとしています。 文化庁が今回提案した日本遺産は、一つの建物などの文化財を指定しようとするのではなく、幾つかの建物や遺跡、文化財、史跡名勝、伝統芸能などをつなげるストーリーをつくり、多くの方々にその地域をめぐっていただき、観光と絡めて地域の活性化を引き出そうというものです。 この4月までに全国で37の日本遺産が認定されました。静岡県では静岡市が一昨年、そして昨年、浜松と豊橋市とが組んで、徳川家康をテーマに応募しましたが、残念ながら2点とも選考から外れました。 文化庁は、今回の日本遺産は文化財というよりも、地域の活性化につながるもので、一般の皆さんが興味をそそられ、行ってみたくなる内容にしてほしいといっています。 現在、全国で37点が指定を受けましたが、残念ながら静岡県からはいまだ1点も採用されていません。 現在、掛川市では、報徳社にかかわるストーリーをつくって申請しようという研究をしているとのことを聞いています。 この4月には、19件の日本遺産が採用されましたが、そのタイトルを参考までに少し申し上げたいと思います。「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」群馬県桐生市、「灯り舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~」石川県七尾市ほか、「日本茶800年の歴史散歩」京都府宇治市、「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」広島県尾道市、「『なんだ、コレは!』信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」新潟県三条市、「鯨とともに生きる」和歌山県新宮市ほか等であります。 さて、そこで、磐田市にはそのようなものがあるかと考えてみました。磐田市にはあります。例えば、次のような内容が浮かんできます。国分寺を中心とした天平の奈良の都と遠江のストーリー、磐田の大規模古墳と大和朝廷とのストーリー、熊野(ゆや)・舞車・磁石などの謡曲、狂言にかかわるストーリー、今川了俊をめぐる室町時代のストーリー、赤松則良、大久保春野をめぐる幕末、明治のストーリー等々、多くの素材があります。もちろん、応募するにはそれなりの専門家を含めた精査が必要です。 当市には、日本遺産の条件を満たす具体的な文化遺産があると思います。今回の日本遺産は、単なる文化遺産ではなく、多くの方にその地域を訪れていただく観光面の素材つくりとして認定していこうというものだと聞いています。 また、磐田が日本遺産に登録されることで、市民の皆さんが、磐田は文化財に恵まれ、古代から先人たちが築いた繁栄のまちであり、文化・歴史など内外に誇れるまちであることを再認識していただく機会ともなります。 磐田市を、もっともっと元気にする絶好の機会ではありませんか。応募条件や精査や、人を引きつけるタイトル等の検証が必要です。まず、日本遺産に該当すると思われる素材を研究してみたらどうでしょうか。見解を伺います。 以上でございます。 ○議長(増田暢之君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、虫生議員の質問に回答させていただきます。 初めに、指定避難所の熱中症対策と市職員の配置のうち、体育館の用具倉庫等へのエアコン設置についてでございますが、指定避難所である学校施設には、放課後児童クラブのようにエアコンが設置されている場所もございますことから、熱中症対策を施す必要があると考えられる場合、学校の施設管理者と協議をしながら、まずは、こちらを活用したいと考えており、新たなエアコンの設置は考えてございません。 次に、体育館への温度計、湿度計の設置についてですが、各学校には持ち運び可能な熱中症計が配備をされておりますので、必要なときには学校から借用したいと考えます。 次に、熱中症対策として、冷却シート等の配備と市民への啓発についてですが、市では通常の備蓄品として食料や飲料水などを備えてございますが、日常使用しているものにつきましても、自助の範囲で用意をしていただきたいと考えます。 また、市民へは、防災訓練や自主防災会長研修会などで、季節に合わせた備蓄の大切さについても繰り返し啓発を行っていきたいと考えます。 次に、避難所配置職員の増員についてですが、御指摘のとおり避難所の開設時間が長くなりますと、従事する職員の負担が大きくなりますので、このような場合には増員ではなく、避難所従事職員を交替する等して、職員の負担軽減を図ってまいります。 次の、「磐田から日本遺産を」につきましては、教育長から回答をいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(増田暢之君) 教育長。     〔教育長 松村啓至君 登壇〕 ◎教育長(松村啓至君) 虫生議員の質問に回答させていただきます。 磐田から日本遺産登録に向けた研究についてですが、日本遺産の申請には、最低でも国指定ないし選定文化財を1件含める必要がございます。市内には、遠江国分寺跡や御厨古墳群、旧見付学校などの国指定史跡のほか、重要無形民俗文化財である見付天神裸祭など、申請の要件を満たす文化財がございます。 本市が主体となって申請する場合は、現状では複数の自治体が連携して申請するシリアル型での申請となりますが、本市のどの文化財と、他自治体のどの文化財と関連づけて、どのようなストーリーをつくるかが課題であると考えています。 現在、本年度末までに浜松市が、三遠南信の無形民俗文化財について、本市の見付天神裸祭を含めた広域での申請を行う予定ですので、当面はこの進行状況を注視するとともに、引き続き先進事例の情報収集を行い、研究してまいります。 以上でございます。よろしくお願いします。 ◆13番(虫生時彦君) 大項目1、中項目1、小項目1の体育館等のエアコンの設置でありますが、今、市長のほうから、放課後児童クラブの教室を使ったらどうかというふうなニュアンスのお話でございましたが、そこは机等、椅子等あるんですが、具体的な話になりますが、それらをどういうふうに考えているのかどうか、お伺いしたいと思います。 それから、小項目の3ですね、熱中症対策等の冷却シート等々ですが、これ、特別に障害者や高齢者、幼児用として、特別に備蓄を配布、何でできないのかということですね、具体的にお伺いをしたいと思います。 それから、小項目4の職員の配置でございますが、途中で交代をすると、市長、確かお話をされたようにお聞きをしたんですが、例えば、交代をするとなると、例えばの話ですが、一番暴風雨がひどくなってるときに、交代することもあり得ると思うんですね、ですから、そこら辺、一体どういうふうに交代をしていくのか、お教えいただきたいなというふうに思っています。 それから、大項目2の中項目1の日本遺産の登録でありますが、教育長のほうから三遠南信というふうなお話がありましたが、これをもう少し具体的にわかればお伺いをしたいというふうに思います。 以上でございます。 ◎市長(渡部修君) まず、エアコン等の机等をどうするのかという具体的なことですが、2点目の熱中症対策の自助の範疇の部分、管理がありますからダブるかもしれませんが、まず、私は、この議場でも何度か申し上げたと思いますが、指定避難所の長い歴史の中で、何かあったらすぐそちらに行くという形が、私も含めてしっかりと認識をされております。 ただ、今、私どもの中で、交流センターを中心に地域づくりをといってるのは、実は、ここの議場でも何度か先ほど申し上げましたように、答弁してますが、前回8月7日のときに、市内全域で11カ所避難所を開設いたしましたが、合計の避難人数は20人でした。そうすると11カ所で20人ですので、先ほど見付の北小学校の話が出されましたが、交流センターで十分できる範疇の人数なんですね。 ところが、指定避難所等開設と長い歴史があるものですから、見直しを図っておりますが、これ自主防災会とも絡んできまして、そうすると大きな災害があったときに、しばらく自宅で住めない、生活ができないといったときのための指定避難所が、緊急避難所が指定避難所になってて、いろいろなものが混在してますので、今、議員がおっしゃったことを含めますと、できるだけ早く、地域と真摯な姿勢で向き合って、いざというときのためには、本当に体育館でいいのか、例えば、暑いときもあろうと思いますし、物すごく寒い日もあるかと思いますよね、少なくとも交流センターは、空調がございます。それを含めますと、できるだけ早く皆さんと相談しながら、こういう場合はこうというような形づくりをしなければなと思ってます。それが、実は指定避難所11カ所開設するがために、議員が先ほどおっしゃったように、33人の職員が張りつきました。閉鎖するまでその人数が対応するわけですけれども、そうすると、いろいろな意味で今やってることが、議員がおっしゃったように職員に対しても避難してくる方に対しても、本当にそのスキームでいいのかということも踏まえて、できるだけ早く検討したいと思います。 それから、自助の範疇の、先ほどおっしゃったうちわだとか、汗ふきシートとかもろもろは、これは準備できるか否やといえば、準備できる範疇です。公助でもですね。 ちょっと話がずれてしまうかもしれませんが、昨日、市内の最高齢者のお宅を男女ともに訪問してきました。そのときに、老々のお宅でございました。お父さんが104歳、かくしゃくとしていて今でも自分で自分のことができる。娘さんが高齢者です。何度も繰り返しその方が言われてましたのは、いろいろなことをやってあげたいんだけど、1人の親だから、子供も自分1人になってしまった。だけれども、自分でできるところは、とにかく自分でやってもらうことを意識して今日ありますということを言ってました。そうすると、この事情でいろいろなものが提案があってやれないこともやれることもあると思いますが、まずは、もし何かあった場合に一番苦労されるのは、皆さん自身ですので、市民自身ですので、我々もできることはやりますけれども、そういう意味で、先ほどできる限り自助の範疇としてやっていただけないでしょうか、ましてや、そういう障害を持たれてる方、もしくは高齢者が、もし避難生活になったとすると、一番お困りになるのは、我々でもなくてその方たちだものですから、一番本当は危機管理をしていただきたい部分なんですね。これも何度もこの議場で申し上げてきましたけれども、被災されて本当に大変な思いをされた方たちが、いまだに6年半過ぎておっしゃるのは、自分たちの意識にまさる対策はなかったなということです。そういう意味で、無責任で言ってるわけではなくて、ぜひ自助の範疇も、御自信のために一緒に考えていただければと思って、先ほどの答弁をさせていただきました。 それから、職員体制については、先ほども述べましたとおり、今、一次質問で、こういう回答をいたしましたが、少なくとも今の四十数カ所ある避難所のあり方、それから緊急避難のあり方、一時避難のあり方は早急に見直していかないと、今までのスキームでいいのかということをお互いに矛盾を感じる部分が、私自身もありますので、そういうことを答弁とさせていただきます。 以上です。 ◎教育長(松村啓至君) 先ほどは、御指摘いただいた内容でございます。三遠南信地域連携ビジョン推進会議を浜松が主導をして、遠州、愛知県東三河、長野県南信州の市町村が連携して、日本遺産を認定に向けた提案を行う内容でございます。約35市町村に伝わる無形民俗文化財を中核に40件の構成資産を一つの物語にまとめていこうとするものです。 例えば、構成資産は「遠江のひよんどりとおくない」、それから、「花祭」愛知県の東栄町にございますけれども、それから、天竜村の「霜月神楽」、それから、先ほど申しましたとおり「裸祭」等がございます。 以上です。 △14番 絹村和弘君の一般質問 ○議長(増田暢之君) 14番 絹村和弘議員。     〔14番 絹村和弘君 登壇〕 ◆14番(絹村和弘君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 大項目の1、太田川流域の洪水対策について伺います。 一昨日の台風18号が、幸い当地域からそれて安堵した1人でございますが、日本の各地域で河川の氾濫が報じられました。テレビでは数年に一度しかない記録的な大雨になるおそれがありますとか、災害が発生する危険が迫っていますと、一日中注意を呼びかけておりました。 そうした現在から、さかのぼること43年前、昭和49年7月の七夕豪雨は、太田川流域に大きな被害をもたらしました。太田川本流の3カ所で堤防が決壊し、家屋の全壊流出87戸、浸水家庭2,240戸、農地浸水989ヘクタールに上る大災害になったと記録されています。 決壊箇所は東名高速道路北の袋井側左岸、延久、横井の2カ所と、三ケ野橋北側で右岸岩井の1カ所であります。 この決壊により磐田市東部地区では、太田川右岸側の三ケ野、明ケ島、新貝地区、左岸側の玉越、西島地区で特に大きな被害を受けました。 今回の質問をするに当たり、実際に大きな被害に遭われた方や、あのときを鮮明に覚えているという方に、当時のお話をお伺いいたしましたので、少し補足させていただきます。 太田川右岸方面は、堤防が崩れて水は一気に岩井方面に流れ出し、初めは鶴ケ池の方面に北上し、その後、桶ケ谷沼周辺を満たし、そして国道を乗り越えて三ケ野方面へ滝のように流れ込んできたとのことであります。 左岸の玉越地区では、太田川の水があふれて堤防を乗り越えてきていたものが、反対の岩井側で堤防が切れたことにより、西側からは水は来なくなったが、東側から磐田市と袋井市の境を流れる蟹田川のオーバーフローした水が流れ込み、北側からは太田川袋井側左岸2カ所の決壊による水が来て、国道を超えて西島地区に流れ込んだとのことであります。 そうした状況から、玉越・西島地区は、国道に沿った南側で道路から流れ落ちる水により家の土台がえぐられて傾いてしまった家が数軒あったが、総じて床下浸水で済んだということで、被害は太田川西側の三ケ野、明ケ島、新貝地区が圧倒的でありました。 孤立した家族のヘリコプターによる救出や、自衛隊のボートによる救助のお話には、最近の日本のどこかに起こっている水害報道と同じようなことが、この地でも43年前にあったということを改めて知りました。 この大きな災害を実際に受けた太田川流域に住む市民の方々が、昨今の日本列島各地で起こる過去の経験を超えた雨量による豪雨災害のニュースから、当時を思い起こして不安を感じておられることは十分理解できます。 県によれば、平成13年12月に太田川水系河川整備計画が策定され、その計画に沿い改修が行われているとのことでありますが、三ケ野橋より北の七夕豪雨決壊箇所当たりの堤防改修の状況、計画を含め次の2点について伺います。 (1)太田川水系河川整備計画の整備方針、進展状況について。七夕豪雨時堤防決壊箇所3カ所付近を含む北部方面の整備との関連を、地域住民の不安解消の視点で説明をお伺いいたします。 (2)県は本年7月に、雨量最大規模想定をもって新たな洪水浸水想定を公表しました。市としてそのデータをもっての地域住民への周知や対応策は、今後どうなるのか伺います。 次に、大項目2、吉田町の「夏休み短縮」による教育改革に関連してお伺いいたします。 このたびの吉田町教育委員会の夏休み短縮報道には、衝撃を受けました。本年度の小中学校夏休みは、前年度より4日短縮し、来年度はさらに10日程度短縮させるというものです。 夏休みは7月下旬から8月末まで、約40日間と頭の中にある我々には、8月のお盆休みが長くなったようなイメージの16日間程度になるなどとは、とても考えが及ばないところでございます。一地方の公立小中学校が、町独自でこのような変革を行おうとすることに驚くとともに、教員、子供、保護者の三者それぞれに賛否両論が沸き起こることを想定した上での大胆な変革であることに驚いたものであります。 磐田市とは規模も内容も、ちなみに吉田町は中学1校、小学校3校です。レベルが大きく異なるとはいえ、大胆な発想による検討をもって、教員の多忙化解消と児童生徒の学力向上を同時に実現したいということを主眼に打ち出されたかと思料しますが、磐田市と吉田町に何か既成概念にとらわれないところなど、共通点のようなものを感じたものでございます。 こうした吉田町教育委員会の動きに対して、次の2点についてお伺いいたします。 (1)市教育委員会としての率直な感想、見解をお伺いいたします。 補足させていただきますが、平成25年の全国学力テスト国語A、静岡県最下位の衝撃を乗り越え、さきに市のホームページで公表された本年度全国学力テストの磐田市の結果は、小中学校全ての学科で全国を平均正答率を上回り、特に小学校においては、全て県平均をも上回っており、市教育委員会の努力に敬意を表すところでございますが、そうした学力向上への視点、対応の違いとか規模等、大きく異なるまちにおける教育改革ではございますが、率直な感想、見解をお聞かせいただければと思います。 (2)吉田町が、この変革実施の狙いとした①新学習指導要領実施に伴う授業時間数増加への対応②教職員の多忙化解消③保護者の働き方改革に通じる教育改善について、磐田市としてはどのような検討を考えているのかお伺いいたします。 次に、大項目3、地方公務員の非正規職員任用のあり方・方向について伺います。 民間においては、労働契約法の改正、特に19条(有期労働契約の更新等)による来年4月より施行される「無期転換ルール」、このルールは、非正規労働者が同じ会社で契約更新が繰り返されて、通算5年を超えた場合、本人の申し込みに基づき、契約更新の必要のない無期雇用として働ける権利が得られるというもので、雇用安定が目的です。待遇改善は義務づけられてはいません。このルールに対する準備対応が悲喜こもごも行われており、雇いどめ、あるいは雇用契約に空白期間を設ける等の状況にさらされている人たちがいます。 磐田の有効求人倍率に目を向けてみますと、本年に入りこの7月まで、人手不足といわれる中で異常な形で下がっております。本年1月から下がり始め、7月には1.17まで下がっています。全国平均、静岡県平均値は、ともに右肩上がりで、それぞれ1.52、1.57となっています。製造業中心に外国人や派遣社員の求職者がふえているとのことでありますので、企業の一部では、来年4月のこのルールの施行を迎える前に調整している節があって、このような数値になっているのではないかと推察したところでございます。 一方で、人手不足が見込まれていることもあり、この機会に優秀な人材確保のために、来年を待たず先取りして無期契約に転換して、待遇改善を進めたり、正規職員に転換している企業もあります。 また、政府においても、雇用情勢が好転している今こそチャンスとして、正規、非正規という二つの働き方の改善や、長期労働をなくす等の働き方改善を打ち出しています。 そうした流れの中で、民間労働法制と地方公務員制度の法の谷間に置かれている地方公務員の非正規職員にも、今政府の動きや立法的な対応が出てきているかと思料しますので、次の点について市の考え方、方向を伺います。 平成28年12月に、総務省の地方公務員の臨時・非常勤職員及び任期付職員の任用等のあり方に関する研究会報告書が公表されました。この提言は、臨時・非常勤職員の適正な任用、勤務条件の確保に向けた基礎になる制度的基盤を整備することを目的とするとあります。そして、それを受けて立法的な対応として本年4月には、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が可決され、2020年4月から施行となっていることから、今後市は、どのように改善に向けて準備、対応が検討されることになるのか、説明をお伺いいたします。 補足させていただきますが、法の改正により自治体非常勤職員にも期末手当の支給が可能になることが最も気になるところであり、うれしく思うわけですが、一方で、行財政改革のことがある、国の財政が逼迫している等の課題があるとすれば、現実にはどのような改善、対応となっていくのか、難しい検討になっていくであろうことを想定して、お伺いするものでございます。 以上で、私の一般質問といたします。 ○議長(増田暢之君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、絹村議員の質問に回答させていただきます。 初めに、太田川流域の洪水対策のうち、太田川水系河川整備計画の整備方針と進展状況等についてでございますが、県によりますと、七夕豪雨により決壊した箇所付近は、断面を確保した上で、既に改修を行っており、現在は整備計画に基づき、流下能力が低い箇所の河川改修を進めているところでございます。 また、平成21年に完成をいたしました太田川ダムが洪水調整機能を兼ね備えていることから、下流域の水害軽減にも大きな役割を果たしていると考えてございます。 次に、新たな洪水浸水想定の地域住民への周知や対応策についてでございますが、県では7月に太田川、原野谷川、敷地川の想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定区域を公表し、本年度末までにはぼう僧川、今ノ浦川についての想定区域を公表すると聞いております。 本市では、これらの河川の公表後、避難場所などの必要な事項を記載した洪水ハザードマップを作成し、市民に周知をしていくとともに、避難意識を高めるための啓発を実施していきたいと思っております。 次の、吉田町の夏休み短縮による教育改革は、後ほど教育長から回答をいたします。 次に、地方公務員の非正規職員任用のあり方、方向についてでございますが、今回の地方公務員法の改正では、現行の非正規職員制度を大きく見直すものとなるため、現在国が制度の詳細について、事務処理マニュアルなどの整備を進めているところであり、本市においても国の説明会等に参加をいたしまして、制度の適正かつ円滑な導入に向けての準備を進めていきたいと思っております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(増田暢之君) 教育長。     〔教育長 松村啓至君 登壇〕 ◎教育長(松村啓至君) 先ほど、絹村議員の質問の中に、学力に関してございましたけれども、磐田市の子供、教職員の頑張りをお認めいただきありがとうございます。 詳細につきましては、二日目、答弁させていただきます。 それでは、絹村議員の質問に回答させていただきます。 初めに、吉田町の夏休み短縮による教育改革のうち、感想、見解についてですが、吉田町の改革については、今、見解を述べる段階ではないと思いますが、新学習指導要領の授業時間増に対する方策の一つとして認識をしています。 次に、新学習指導要領実施に伴う授業時間数増加への対応等についてですが、来年度からの移行期間については、本市独自に小学校1年から磐田市英語モデルカリキュラムに基づいて、外国語を学んでいるため、その時間数を活用することで、スムーズに対応することが可能となっています。 さらに、小学校においては、平成32年度、中学校は平成33年度より、新学習指導要領が完全実施となり、小学校では3年から6年までにおいて、週1時間分の外国語の授業時間数が増加しますので、この対応については、磐田市英語教育小中一貫研究会で検討しているところでございます。 次に、教職員の多忙化解消についてですが、これまで本市では、多忙化解消のために、市費負担教員や支援員などの人的配置、校務を支援するための電算システムの導入、タイムカードの導入などで対応してきており、引き続き多忙化の要因等を分析し、職務内容の見直し等を進めてまいります。 次に、保護者の働き方改革に通じる教育改善についてですが、夏休み期間中は放課後児童クラブを午前8時から開所するとともに、利用児童数が通常時と比較して大幅に増加するため、臨時的にクラブを増設するなど、保護者の働き方のニーズに対応し、引き続き待機児童ゼロの維持等に努めてまいりたいと考えています。 以上でございます。よろしくお願いします。 ◆14番(絹村和弘君) それでは、再質問、大項目1のところでさせていただきます。 1の(1)でございます。太田川の整備計画に基づいてこれからやってくださるということなんですけども、国道の北側のところでございますが、海から7キロから9キロという地点のところが、地元としては、早くそこの改修をやってほしいと希望してるところでございますが、実はそこが、敷地川と太田川が合流して、決壊箇所、約8キロぐらいの地点が決壊したところになるわけですが、その近くまで堤防が中段ができて補強されてる形があるんですけども、そこから国道のあたりまでは補強がされてない、堤防の形状、そういったこともございまして、どうして、この中段をつけてくれると強くなるのにというようなことを、地元の方は見ていらっしゃる。そんなようなことから、これからの太田川の整備計画、これからやられる範囲のところで、そうした堤防の強靭化のための中段をつけるとか、そういったことも入っているのかどうかというような点、具体的な点がもし、おわかりでしたらお願いしたいということと、もう1点、具体的な説明を聞きたいという部分に、蟹田川、この地域の排水は、蟹田川に流れていくわけでございますが、しばしば蟹田川が増水する、そうすると国道沿いの生活道路が冠水しまして、交通障害を起こすことになる、そんなような事情もございまして、また、そうしたことが年に二、三回起こるというようなことがございます。そうした意味で、蟹田川の改修計画について、もし、具体的にわかってる部分がございましたら説明していただければと思います。その2点について再質問させていただきます。 ◎市長(渡部修君) 二つとも具体的なことですので、担当の部長に答弁させますが、私も、議員御存じのとおり太田川と蟹田川に挟まれたところに住んでますので、七夕豪雨に関しましても承知をしている一人だと思っております。 ただ、県から聞いておりますのは、既に七夕豪雨対策は済んでいると、それプラス太田川河口口から北に上っていくところと、それから明ケ島橋、新明ケ島橋の前後をついこの間もやっておりました。そういう意味では、着々と進んでいると思いますが、地域住民の思いからしますと、テレビ等でああいう災害を見ると、何としても、もうちょっともうちょっとという思いは理解できます。 その中で、私のほうからは、この議場でも何度か申し上げたですが、1カ月に降る雨量が二、三時間で降られたんでは、全国の自治体河川も、本当にお手上げの状況になります。ですので、私もずっと市長になってからラジオつけっ放しで寝ておりますけれども、祈るのと、それから翌日にテレビを見ますと、被災された地域の状況を見ると、とにかく、これがもし磐田だったらという思いと、複雑な心境で翌日を迎えるわけですけれども、そんなことを私のほうから申し上げて、具体のことには担当の部長から答弁をさせます。 ◎建設部長(鈴木政弘君) 太田川の中段の整備ということなんですけども、県事業ですので、詳細には把握しておりませんが、当該箇所は改修済みと、私のほうも聞いております。 ただ、そういう中で、今のような意見がございますので、質問の内容箇所について、早急に県に確認をして、地域住民の方にもわかりやすいような説明を求めてまいります。 それから、蟹田川の整備についてでございますが、これも県によりますと、現在彦島大橋から東海道本線の上流にある松川橋というのがあるんですけども、その合流点の周辺まで約840メートルについて、用地の取得と、それから河川断面の核のための堤防の曳堤等、堤防工事のほうを実際進めているところでございます。 それから、下流につきましては、全て終わってるということで聞いております。 以上です。 ○議長(増田暢之君) 10分間休憩します。     午後1時51分 休憩     午後2時1分 再開 ○議長(増田暢之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで、建設部長から発言を求められていますので、これを許します。 建設部長。 ◎建設部長(鈴木政弘君) 先ほどの絹村議員の再質の蟹田川の計画について、東海道本線の上流にある松川橋の合流点と私発言しましたが、松橋川の誤りでございます。訂正をよろしくお願いします。済みませんでした。
    ○議長(増田暢之君) 一般質問を続けます。 △3番 江塚学君の一般質問 ○議長(増田暢之君) 3番 江塚 学議員。     〔3番 江塚 学君 登壇〕 ◆3番(江塚学君) こんにちは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 大項目の1、健康と福祉のまちづくり、最初に、中項目1のヘルプマークについて伺います。 皆さん、ヘルプマークを御存じでしょうか、できたきっかけは平成21年春のこと、我が党の都議会議員に1人の婦人が声をかけられました。「私には自閉症の子供がいます。この子がやがて1人で社会参加できるようになったときに、災害や事故に遭遇しても周囲の人が支援の手を差し伸べてくれるような東京都をつくってほしい」と訴えられたそうです。その声から都議会議員が訴え続け、平成24年10月に東京都で実現しました。義足や人工股関節を使用されている方、あるいは内部障害や難病の方、または、妊娠初期の人など、そのことが外見からは容易にわからない場合が多いのが事実です。ヘルプマークはそうした方々が援助や配慮が必要としていることを周囲に知らせることができるように作成されました。デザインは赤いプレートに白抜きで十字とハートのマークがつき、縦8.5センチ、横5.3センチの人に当たっても痛くないやわらかい材質のシリコンでできています。 本年7月には、JISマークに加えられました。磐田市でも、ハード面でのバリアフリーを、今後も積極的に進めるとともに、障害者への心のバリアフリーにも取り組んでいただきたいのです。 そこで、小項目①ヘルプマーク導入について、本市ではどのように考えているのか伺います。 次に、東日本大震災当時、首都圏では515万人もの帰宅困難者が生じました。その中には、障害者など支援を必要としていた人が周囲に気づいてもらえず、大変な思いをした人が少なくありませんでした。中には自分の帰る方向と全く違う方向で保護された方もいたそうです。 そうした中、栃木県日光市では、障害者が身につけることで災害時の支援を受けやすくするために、リュックを背負ってもヘルプマークが見えるように工夫された防災ベストをつくり導入したとありました。 災害など緊急時には親や援助をしてくれる人とはぐれてしまうなど、不測の事態が発生いたします。そのためにも、誰にでも援助をもらえるよう、目立つようにすることが大切になります。 そこで、小項目②本市でのヘルプマークに防犯ベスト導入の考えを伺います。 次に、中項目2、健康マイレージについて伺います。 健康マイレージについては、平成24年11月定例会から小野前議員が質問を通して訴え続けられました昨年の9月に総務省は65歳の高齢者が26.4%、4人に1人が高齢者となり、2035年には総人口に占める高齢者の割合が33.4%となり、3人に1人が高齢者になるという推計もあります。 そうした中、静岡県でも平成24年から県民の健康づくりを促進するための健康長寿プロジェクトの中で、先進的な健康づくり事業として健康マイレージを進めています。この事業は、生活習慣病を予防して、住民にできるだけ健康な体を維持してもらう狙いがあり、静岡県下35市町ある中で、健康マイレージ事業を実施の市町は26市町となっています。この事業の成果を探るため、筑波大学などは平成26年から28年度に岡山市など全国六つの市で実証実験の報告がありました。その報告対象者は約1万2,600人が参加、開始から半年後で一日の歩く歩数が平均で2,000歩増加し、国民健康保険の加入者で、同実証実験に参加した人と参加しなかった人の年間の医療費を比べると、60代で約4万3,000円、70歳以上は約9万7,000円の削減効果が得られ、6市全体で試算されると、年間約5.3億円分の医療費が浮き、事業費を差し引いても約3億円の抑制効果が上がったとあります。 そこで、小項目①市民の健康づくりへの積極的な参加で、健康寿命を延ばすための環境づくりの整備を図る、健康マイレージの導入の考えを伺います。 次に、小項目②この事業が多くの方に気楽に参加できるように、健康マイレージポイント取得方法の考えを伺います。 次に、中項目3、認知症について、最初に小項目①認知症サポーターについて伺います。 世界中で3秒に1人の割合で発症している認知症は、特別な人に起こる特別なことではなく、年をとれば誰にも起こる身近な病気となっています。 国内でも認知症高齢者の数は平成24年の時点で、全国に462万人、65歳以上の高齢者約7人に1人が認知症であり、軽度認知症障害と呼ばれる認知症一歩手前の認知症予備軍は400万人と推測され、合わせると65歳以上の高齢者の約4人に1人が認知症であることは、認知症、あるいはその予備軍ということになります。 団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症高齢者は700万人前後に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みだそうです。認知症サポーターの役割としては、認知症を正しく理解し、偏見を持たない、近隣の認知症の人や家族にできることから手助けをする、地域の医療や介護、行政など、関係者、機関と協力、連携して応援する体制をつくるとあります。 そうした中、磐田市では、認知症サポーターが1万2,000人を超え、本年7月からは、市職員全員を認知症サポーターに養成し、認知症になっても安心・安全に暮らせるまちづくりを進めているとあります。 そこで、小項目①のア、認知症サポーターの現状と課題を伺います。 次に、全国では900万人を超える認知症サポーターが誕生しているにもかかわらず、地域にその存在が知られているケースは少ないとのことです。 磐田市も、認知症サポーターが年々ふえていくと思いますが、軽度認知症障害の段階で適切な予防を行えば、半数が認知症に移行しないというデータも報告されており、1人でも多く認知症にならないようにすることが重要になってきます。それには、身近な人の支えによる早期発見が重要となります。 そこで、小項目①のイ、認知症サポーターが活躍できる環境をどう整備するか伺います。 次に、かつて認知症は不治の病とされましたが、予防できることもわかってきており、認知症の半数を占めるアルツハイマー型認知症においては、4種類の薬が認可されています。最新の認知症対策など、必要な情報をサポーターに周知して、支援に役立てていただきたい。また、サポーターの相談に介護や看護、医療関係者との連携が必要となると思います。 そこで、小項目①のウ、認知症サポーターへの最新の情報の周知を伺います。 次に、小項目②、見守りオレンジシールについて伺います。 磐田市では、平成29年3月より、認知症などにより徘回のおそれのある方に、住所を所轄する地域包括支援センターに事前登録した方に、登録番号入りの見守りオレンジシールの配布を開始しました。平成28年度は認知症高齢者が約4,500人、高齢者人口の約10%、同報無線で捜索した人数が15名となっていました。 そこで、小項目②ア、見守りオレンジシール導入後からの利用状況と課題を伺います。 次に、帰宅困難者の早期発見と保護には非常に有効な見守りオレンジシールですが、発見者がどこに連絡すればよいか迷ってしまうと思います。二次元コードシールに追加することにより、スマートフォンなどで二次元行動を読み取ることで瞬時にメールが自動発信されるなど、発見者と保護者が情報を交換し、迅速な引き渡しへとつながる仕組みを二次元コードに取り入れてはと考えます。 そこで、小項目②イ、見守りオレンジシールに二次元コードを追加できないか伺います。 次に、小項目③、セルフネグレクトについて伺います。 セルフネグレクトは、認知症や心の病による判断能力の低下などを背景に、支援を拒んだり地域から孤立している人が多いため、孤独死やごみ屋敷のトラブルに陥りやすくなっています。孤独死の8割はセルフネグレクトがその原因であると言われています。そうした中、先進の東京都北区ではサポート業地域包括支援センターの非常勤職員として、定期的に意見交換を行い、職員からの相談を受けたり、認知症が疑われる高齢者への訪問、相談活動も行っているとのことです。 そこで、小項目③のア、セルフネグレクト現状と課題、対策を伺います。 次に、中項目4、カラーユニバーサルデザイン(CUD)について伺います。 生まれつき色覚異常者は男性の20人に1人、女性の500人に1人の割合で見られ、先天性の場合は原因が遺伝的なもので、現時点では有効な治療法がありません。 そこで、小項目①、小学校、中学校での色覚異常者の把握と課題を伺います。 次に、多様な色の見え方の配慮のために、小項目②として、小学校、中学校でのCUD導入の考えを伺います。 次に、大項目2、安全と安心のまちづくり。 初めに、中項目1、交通事故対策について伺います。 ことしの1月から8月13日までの静岡県下での人身事故件数は1万8,181件、前年比較779件の減、磐田警察署管内での人身事故件数は892件、前年比較7件の増となっています。交通事故から高齢者、子供など弱者を守り、安全と安心のまちづくりを進めるため、小項目①ア、市内での事故多発地点を伺います。 次に、警察からの交通事故情報をもとに、地図アプリを利用して事故の発生場所や時間帯、当時の天候などの具体的な事例を発信することで、注意する場所がわかりやすくなり、交通事故減少の糸口になるのではないでしょうか。 そこで、小項目①イ、交通事故多発地点ハザードマップ作成の考えを伺います。 次に、小項目②、ゾーン30について伺います。 平成23年の開始から平成28年度までに47都道府県3,105カ所でゾーン30が整備され、人身事故が3割減少しているとの報告があります。生活道路を抜け道として、スピードを出し通行する自動車が見受けられますが、警察庁の調査では、道幅が5.5メートル未満の道路で、自動車と衝突した際の歩行者の致死率は、時速50キロ台だと16.6%だが、30キロ未満だと0.9%未満まで減少することがわかっています。ゾーン30区間は、生活道路と呼ばれる住宅、商店街、通学路、病院周辺などの狭い道路となっており、ゾーン30にすることで、抜け道として通行する車両の制御を図る狙いがあります。 そこで、小項目②ア、ゾーン30に指定する条件を伺います。 また、小項目②イ、ゾーン30は市内に何カ所あるのか伺います。 次に、さきの警察庁の報告では、ゾーン30区間は、整備後人身事故が3割減少とあり、同様に埼玉県川口市でも人身事故が3割減少し、事故防止の成果につながっているとの報告があります。 そこで、小項目②ウ、ゾーン30指定による事故減少の状況を伺います。 次に、中項目2、防災について。 初めに、小項目①タイムラインについて伺います。 最近、地球温暖化の影響もあって、各地で大雨や台風による河川の氾濫や土砂災害が続いています。タイムラインは災害発生前の前兆段階から、いつ誰が何をするのかをあらかじめ時系列で整理し、人的被害を最小化するために用いられるアメリカ発祥の防災行動計画です。 平成24年10月に、ハリケーン・サンディがアメリカ東海岸を襲った際には、沿岸部で高潮により4,000世帯が被災したものの、タイムラインに基づいた行動をとったことで、全く犠牲者は出ず、その効果は実証されています。磐田市でも、平成27年5月からタイムラインを運用し2年がたちました。 そこで、小項目①ア、現状のタイムラインの運用状況と課題を伺います。 次に、ゲリラ豪雨は発生の予測はできても、数時間程度の猶予時間しかないことが多いと思います。このため、ゲリラ豪雨に対するタイムラインでは、短時間の中でとるべき対応と行動の優先順位をあらかじめ整理しておくことにより、有効性を発揮するとの報告があります。 そこで、小項目①イ、ゲリラ豪雨のタイムライン作成の考えを伺います。 次に、本年7月の九州北部豪雨災害で改めてわかったことは、最初に被災するのは中小河川の流域だということでした。だからこそ、中小河川のタイムラインの取り組みは急務との報告があります。磐田市でも、北には山間部、大小の河川や南には海と地域によって地形が大きく異なりますので、地域地域で災害規模も異なってくることが予測されます。行政や防災機関だけのタイムラインから住民主導のコミュニティタイムラインへの横への広がりが急がれています。それは、身を守り避難行動をするのは、地域住民で身近なつながりが非常に大切であり、それを後押しすることができるコミュニティタイムラインが必要となってきます。 そこで、小項目①ウ、地域ごとのコミュニティタイムラインの策定を行います。 次に、小項目②、災害対策について、先週には奈良県大和高田市など、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨により、JRのガードした道路が冠水して動けない自動車があったのは記憶に新しいところです。 また、昨年9月には、愛知県清須市内の県道で台風16号の大雨で冠水したアンダーパスにワゴン車が侵入し、運転していた69歳の女性が死亡しました。磐田市にも約10カ所のアンダーパスがあります。 そこで、小項目②ア、アンダーパスの現状の冠水対策を伺います。 次に、アンダーパスに冠水時、自動車などの侵入を防ぐためエアー遮断器があります。これは、ふだんは道路わきの箱に収納されていますが、水位計からの信号を受け取ると、直径60センチ、長さ3.5メートルのバルーンが20秒ほどで伸びて道路を遮断します。 この装置を導入した行政の担当者によると、導入メリットは、今までは水位計の信号を受け、担当者が現場に駆けつけ、水位を確認し、通行どめの措置をするという手順でした。導入により、通行どめ実施までの時間を大幅に短縮することができるようになりました。 仮に、バルーンに自動車が突っ込んだとしても、車自体に損傷を与えません。さらに、内蔵のLEDが作動時から発光するため、夜でも見やすくなっており、通行どめ解除の後は、バルーンを手で畳むことができ、何度も使えるとの報告です。 そこで、小項目②イ、アンダーパスへのエアー遮断器導入の考えを伺います。 また、小項目②ウ、アンダーパス以外へのエアー遮断器導入の考えを伺います。 次に、小項目③、地震対策について伺います。 静岡県にも東海・東南海地震が近い将来発生するとされています。地震で命をなくす被害の多くは建物・家具の倒壊による圧死とされています。そうした中、磐田市では、いつ発生するかわからない大地震に対し、備えとして本年4月から耐震シェルター設置の補助事業を始めました。 そこで、小項目③ア、耐震シェルター設置の状況と課題を伺います。 次に、感震ブレーカーについて伺います。 この質問も、平成24年9月の定例会から小野前議員が質問を通して訴え続けられました東日本大震災における本震による火災111件のうち、原因が特定されたものが108件、そのうち過半数が電気関係の出火でした。地震が引き起こす電気火災とは、地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、停電が復旧したときに発生する火災のことです。感震ブレーカーの設置は、不在時や住宅密集地、ブレーカーを切って避難する余裕がない場合に、電気火災を防止する有効な手段となっています。 そこで、小項目③イ、感震ブレーカーの啓発普及の考えを伺います。また、補助の考えを伺います。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(増田暢之君) 市長。     〔市長 渡部 修君 登壇〕 ◎市長(渡部修君) それでは、江塚議員の質問に回答させていただきます。 初めに、健康と福祉のまちづくりのうち、ヘルプマーク導入の考えについてでございますが、ヘルプマークは内部障害や知的障害など、外見からはわかりにくい障害を持つ方が援助や配慮を必要としていることを周囲に知らせるための手段として有効なものであると認識しております。 静岡県が市町や関係機関に行った意見聴取でも、8割を超える市が導入の必要性を検討すると回答しており、現在、県で導入の準備を進めております。 導入に向けての課題といたしましては、より効果的に利用されるよう、広域での周知、認識が不可欠であると考えます。 次に、ヘルプマーク入り防災ベストの導入についてですが、ヘルプマーク入りの防災ベストは、災害時等にも有効であると考えますが、現在、一定の条件を満たした障害を持つ方に、日常生活用具事業で、防災ベストを給付しております。 この防災ベストには、障害の状態等が記されており、ヘルプマークと同様の効果があると考えますので、現時点でのヘルプマーク入り防災ベストの導入については、考えてございません。 次に、健康マイレージの導入の考え方についてですが、これまで本市では、効果測定が難しく、明確になっていないことなどを理由に、健康マイレージを導入してはございませんでした。 しかし、本年度に入り、議員御指摘のとおり、健康ポイント制度は、健康意識への動機づけや医療費の削減に効果があると公表されたことにより、本市におきましても、市民の健康な体づくり等への効果を期待し、県が実施している健康マイレージを導入する方向で準備を進めていきたいと考えております。 次に、ポイント取得方法の考え方についてですが、ポイントの取得方法は、取り組みを実施する市町によってさまざまでございます。具体的な内容につきましては、これから検討いたしますが、健康診断の受診や健康講座への参加などのほか、個々の設定した目標を実践することで、毎日ポイントがためられるような形を検討したいと考えます。 次に、認知症についてのうち、認知症サポーターの現状と課題についてでございますが、市内の企業や地域団体、小中学校等で認知症サポーター養成講座を開催し、本年度は市役所全職員の受講を実施し、8月末までに累計として1万3,556人の認知症サポーターを養成いたしました。 認知症を自分事として捉えてもらうよう、効果的な啓発を進めることが課題と考えます。 次に、認知症サポーターの活躍できる環境についてでございますが、地域での認知症高齢者の見守りや、行方不明時の早期発見のための協力などを考えております。 次に、最新の情報の周知についてでございますが、地域での認知症フォーラムの開催や、広報いわたなどを活用し、市民に認知症に関する情報を提供してまいりました。 次に、見守りオレンジシールの利用状況と課題についてでございますが、認知症高齢者の事前登録事業として実施をしている見守りオレンジシールは、本年3月から配布を開始し、9月6日現在、35名の方が登録しております。認知症に対する理解を深め、登録者をふやしていくことが今後の課題と考えます。 次に、見守りオレンジシールへの二次元コードの追加についてでございますが、先進事例では、高齢者の靴などにつけたオレンジシールの二次元コードから、地域包括支援センターや警察署などの通報先を取得するものでございます。 本市では、事業を開始してまだ間もないことから、まずは現在のオレンジシールを活用して、通報先を含めた事業の啓発をしていきたいと考えます。 次に、セルフネグレクトの現状と課題の対策についてでございますが、本市でも人間関係のトラブルや失職、病気などの理由により、介護や医療など必要な支援を拒否したり、ごみをため込んだりして、セルフネグレクト状態になってしまうひとり暮らし高齢者のケースがございます。現在、地域包括支援センター職員と連携をいたしまして、本人の思いに寄り添い、丁寧な聞き取りにより、医療や福祉サービスへつなげられるよう、支援しているところでございます。 課題といたしましては、今後、セルフネグレクト状態となる高齢者がふえていくことが予想されますので、地域での見守り支援がさらに必要になると考えます。 対策といたしましては、地域活動やサロンへの参加、地域による見守りが効果的だと考えます。 次のカラーユニバーサルデザインについては、後ほど教育長から回答いたします。 次に、安全と安心のまちづくりの交通事故対策のうち、市内での昨年度の事故状況についてでございますが、警察から提供されるデータによりますと、人身事故が3件以上発生している事故多発交差点は、平成28年で19カ所あり、交差点の状況や事故の特徴等を検証し、対策を講じているところでございます。 交通事故多発地点ハザードマップの作成につきましては、既に静岡県警察本部で事故事件発生マップを作成し、ホームページに掲載しており、市ではこのマップを交通安全講習会や地域の啓発事業に活用してるところでございます。 次に、ゾーン30についてですが、関連がありますので一括して回答させていただきます。 ゾーン30は住宅街などの生活道路が密集する区域を指定して、車の最高速度を時速30キロに制限することにより、歩行者等への安全確保を図るもので、交通量や交通事故の発生状況等をもとに、公安委員会が主体となって指定しているところでございます。 現在、市内では、国府台地区、中泉地区、富士見町地区の3カ所が指定されております。人身事故件数は、最近指定された富士見町地区を除く国府台、中泉地区は導入前の年間6件から導入後は1件と減少しているところでございます。 次に、防災のタイムラインのうち、現状のタイムラインの運用状況と課題と、ゲリラ豪雨のタイムライン作成については、関連がありますので一括して回答いたします。 本市では、平成27年度から台風接近時におけるタイムラインの運用を開始しており、本年8月までに災害対応を行った台風は11件となります。 タイムラインは、いつ誰が何をするかに着目した事前防災行動計画であり、台風など予測できる災害時には非常に有効であるのに対し、ゲリラ豪雨など予測が困難な災害に対しては、対応が難しいことが課題だと考えます。 今後もタイムラインに基づいた事前行動を行うことで、被害の軽減に努めていきたいと思っております。 次に、地域ごとのコミュニティタイムラインの作成についてですが、自主防災会や消防団が連携して作成するコミュニティタイムラインは、地形や雨の降り方など、気象状況の違いや地域ごとの災害対応が異なる本市においては有効だと考えますが、作成に当たりましては、地域内の理解や合意形成が必要不可欠であることから、他市の事例等を調査し、今後の取り組みについて検討してまいります。 次に、水害対策についてですが、関連がありますので一括して回答いたします。 アンダーパスの冠水対策につきましては、現在8カ所を管理しており、その全てに排水ポンプを設置しております。また、赤色灯や注意喚起看板で通行車両等に注意を促すとともに、必要に応じて職員が通行どめ等の適切な対応をしていることから、現時点ではエアー遮断器の導入については考えてございませんが、今後も情報収集に努めていきたいと思います。 次に、地震対策のうち、耐震シェルター設置の現状と課題についてですが、補助金の申請件数は、8月末時点で2件でございます。補助制度がスタートして間もないこともありますが、申請件数が少ないため、引き続き周知、啓発に努めます。 次に、感震ブレーカーの啓発、普及及び補助の考え方についてですが、平成27年9月定例会で回答いたしましたとおり、感震ブレーカーは大規模地震に伴う通電火災の予防に有効であることから、普及を図るための市民啓発を行う必要があると考えております。 今後、感震ブレーカーの普及促進を図るための支援策について検討していきたいと考えます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(増田暢之君) 教育長。     〔教育長 松村啓至君 登壇〕 ◎教育長(松村啓至君) 江塚議員の質問に回答させていただきます。 初めに、健康と福祉のまちづくりのカラーユニバーサルデザインのうち、小中学校での色覚異常の把握と課題についてですが、現在、各学校から各家庭へ保健調査票を配布し、色間違いを問う項目に回答してもらいます。色間違いをすると答えた家庭に対して、学校での色覚検査の希望の有無を確認し、希望がある家庭については、色覚の検査を学校で実施しております。 色覚の検査を実施した結果、色覚異常の疑いとなった場合は、眼科医への受診を勧めています。課題は、色間違いをするかしないかを、家庭が把握できなかった場合や、色覚異常があることを保護者の意向で学校側へ伝えていない場合は把握できないことがあります。 次に、小学校、中学校でのCUDの導入の考えについてですが、教科書がカラーユニバーサルデザイン化されているなど、環境は整ってきているので、チョークの使い方や板書の構成など、さらにユニバーサルデザインに配慮した教育を行ってまいりたいと考えています。 以上でございます。よろしくお願いします。 ◆3番(江塚学君) 御答弁ありがとうございました。 一括再質問させていただきます。 まず、大項目1、中項目1の小項目の①、ヘルプマークということで、これから県で準備をして広域で周知をしていくということで、お答えしていただきましたけれども、なかなかすぐに導入というのは難しいと思いますが、周知をしていくという中で、ホームページに障害者マークのページがあるわけですけども、そこにヘルプマークということで、まずは、周知ということをしていっていけるのかお伺いいたします。 次に、防災ベストは、ヘルプマーク入りの防災ベストは、ベストを支給されてるということで、わかりました。 次に、小項目①、健康マイレージの導入ということで、これから準備を進めていくというありがたい御回答がありましたけれども、今の段階で導入時期、具体的に、これぐらいなら進めれるんじゃないかということがわかれば教えてください。 あと、次の中項目3小項目①のウの認知症サポーターへの最新の情報の周知というところで、御回答では、広報とか市民にそれぞれ、今、知らせておるよということでしたけれども、認知症サポーターへ、直接最新のというところが、もし具体的にあれば教えてください。よろしくお願いします。 あと、中項目3小項目②のアの見守りオレンジシールの導入から利用状況というところなんですけども、35名登録をされておるということで、これが始まって間もないということもあると思いますけども、非常にいい事業だと思うもんですから、今後さらに進めていく宣伝方法とかあれば教えてください。 あと、中項目3小項目③のアのセルフネグレクトの現状と課題、対策のところなんですけども、包括支援センターで連携して支援している、地域で見守ることがということだったんですけども、そこにさらに専門的にサポート医等の導入は、これから考えられているのか、もし考えがあればお答えください。 あと、中項目4小項目①の色覚異常者の把握のところなんですけども、希望者には調査書だったと思うんですけども、とって眼科医にということだったんですけども、親が判断できなくて把握できない状況があるということも課題だという話がありましたけれども、我々が小さいころは、よく色覚異常の検査をしたわけなんですけども、問題が見落としちゃうという問題があるということで、今後、実施していくことがあるなら教えてください。色覚異常の検査をする考えがあるか、教えてください。 それから、大項目2の中項目1の小項目①、交通事故多発地点ということで、3件以上のところが19件ぐらいありましたということだったんですけども、もしわかるようなら、複数年で同じ箇所が多発3件以上とか、多発地点があるということがわかれば教えていただきたいと思います。 それから、次の中項目1小項目1のイの交通事故多発地点のハザードマップということで、今は警察のものを使用して地域に訴えるときに使っているよということだったんですけども、警察で使われてるものを、市でも使うということで、できればホームページなどにリンクして、警察のものを生かしてできないかと、警察のものを今、市でも地域へ行くときに使ってるということだったんですけども、それを市のホームページにリンクできないか伺います。 あと、中項目1小項目②のア、イにかかわるところで、ゾーン30のところなんですけども、今のところ国府台地区、中泉地区、富士見地区がゾーン30ということで、市街地という、まちだからということで、国府台地区、中泉地区に関しては、交通事故が6件から1件ということで、非常に効果が出ていると思うわけですけれども、今後、さらに広めていくと考えがあるのかお聞きします。 あと、最後に、中項目3小項目③のイの感震ブレーカーなんですけども、普及を図っていくという御答弁いただきましたけれども、今後、感震ブレーカーの普及補助が具体的にこういう経過があるというところがあれば、教えてください。 以上です。 ○議長(増田暢之君) 江塚議員、今、教育長が答弁されましたけど、色覚異常の把握の問題は、これは家庭と密な連携をとって、家庭のほうから、どうしてもうちの息子、あるいは娘をやっていただきたいという希望があれば、やるという教育長のしっかりした答弁がありましたので、ここはお願いしたいと思います。 それと、もう1点、ハザードマップの問題は、交通事故の問題、これは答えられる範囲で、当局のほうは答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。 ◎市長(渡部修君) 都合9点、再質問を私のほうはいただいたと思っていますが、ヘルプマークの導入の行程表ですよね、ホームページの掲載も含めて、担当の部長に、具体のことですから答弁をさせます。 それから、健康マイレージについては、できるだけ早くという思いで答弁をいたしましたが、これも具体的な行程表をお望みだと思いますので、わかる範囲内で職員から、担当の部長から答弁をさせます。 それから、認知症サポーターについても、これからますます認知症と認定される、もしくは予備軍が間違いなく高齢化によってふえると思いますね。先ほどの答弁でも申し上げましたが、昨日議長と一緒に男女の最高齢者のお宅を伺いましたら104歳のかくしゃくとした方で、自分のことは自分でやっておられるんですが、その方が、認知症のことをずっと言われてました。そういうことを含めますと、やっぱり幾つになられても、認知症という恐怖感というんでしょうかね、そういうことも含めて、僕たちにアドバイスをしてくれましたので、頑張らなきゃいけないな、具体的なサポーターのことですから、担当の部長に、これも答弁をさせます。 それから、オレンジシートについてですが、これは間違いなく、これもふえていくと思います。その啓発については、まだスタートしたばかりですけども、知らない方が圧倒的に多いので、私たちも、あちこちに行く機会がありまして、これはと思うことは、あえて挨拶の中でも触れておりますので、私自身も含めて意識しながら啓発に頑張っていこうと思っております。 それから、5点目のセルフネグレクトの件ですけれども、サポーター員をふやすのかという具体的なことですが、まだまだ包括の中で対応できてることですが、これも間違いなく今後減るというよりもふえていくんではなかろうかな、今の社会現象でと思っておりますが、今すぐサポート員の増員を図るか否やは、具体のことですから、これも担当の部長に答弁をさせます。 次の交通事故の多発の部分につきましても、担当の部長に答弁をさせます。 それから、7点目のハザードマップですが、ホームページでリンクできるかどうか、ちょっと調べさせますが、今、把握してれば担当の部長に答弁させますけれども、してなければ御容赦願いたいと思います。県警本部との絡みもございますので。 それから、8点目のゾーン30については、さらに広めていくか、私たちは、磐田市を通じて県警本部に都度交通安全については、お願いもし、これは横断歩道、信号も含めてですけども、ただ、決定権がございません。ですので、ゾーン30についてだけ言えば、これ一方通行も進入禁止もそうなんですけど、間違いなく地域の合意があって初めてできることもございますので、そういう意味では、ここに横断歩道、ここに信号といっても、なかなかなのは、財政的な問題だけではなくて、そういうことも含めて公安委員会が決定をしていくということですので、情報はお伝えをしていきます。 感震ブレーカーについては、今までホームセンターあたりで、本当に簡易的な安いものもたくさん、今出てます。私も何度か行きまして調べました。たまたま、1万3,500棟ですか、約90事業者とコラボして防犯灯のLDE化をやりましたですね、その皆さんと話をする機会がございまして、感震ブレーカーについての簡易型の制度、もしくは後づけ、もしくは新築時からということを聞きましたら、専門家ゆえに、やっぱり画一性があるのは少し高額になるんだと、これは後づけやっても、新築時だったらコストは低くなるでしょうけども、そういうこともお聞きしたのは1カ月くらい前ですので、早速職員に具体的に調べて検討するよう、指示をいたしました。ですので、指示をして検討結果、これは簡易型のやつとあんまり遜色ないという結論になるのか、専門業者の皆さんがおっしゃるとおり、相当差があるのかということも踏まえて、来年度に向かって検討するかも含めて、答弁をさせていただきました。 以上です。 ◎自治市民部長(袴田浩之君) それでは、大項目2の(1)の①、交通安全対策のうち、事故多発地点ですけれども、具体的な場所は、少し述べさせていただきますと、去年5件あったところが、二宮東の北河瀬橋西側交差点で、主要地方道磐田福田線上で5件ありました。あと4件あるところが4カ所ありまして、小立野地内の杏林堂豊田小立野店南東交差点ですとか、今之浦地内の新通り交差点等々です。複数年あったかということですけれども、今時点、確認してる限りは、こういったところで複数年多発地点だったというところはないですが、実際、事故の多いところについては、警察署のほうで判断して、信号機を設置して人身事故の抑制に努めてるということを聞いております。 それから、ハザードマップの市のホームページにリンクできないかということですけれども、この質問をいただいて、早速担当課にお話をさせていただいて、リンクできるかどうかも含めて、これから県警の本部と調整を図っていきたいというようなことを考えています。 以上です。 ◎健康福祉部長(平谷均君) 4点、説明をさせていただきます。 まず、ヘルプマークの関係でございますが、現在、せんだって新聞の報道で知ったわけですが、県が導入するという、そちらのものがデザイン等いろいろ決まりました段階では、早急にホームページなどでお知らせもしていきたいというふうに思っていますし、そればかりでなく、全般的にどのような格好で周知していく、広く知っていただくことが何より重要かと思ってますので、その辺総合的に考えたいというふうに思っております。 それから、2点目、健康マイレージの導入の時期の件でございますが、動機づけに本当に有効だということ、それから効果が公表されて明らかになりましたので、できるだけ早く導入をしたいというふうに思っております。検討を急ぎたいというふうに考えます。 それから、3点目の認知症サポーターへの最新の情報、直接的な届けることはというお話でございましたが、現在、認知症サポーター、特に名簿管理をしているものではございません。ですので、広報紙ですとか、広く出す情報をつかんでいただきたいなというふうに思っておるところですが、私も今、胸につけておりますが、こういったオレンジバンド、こういったものをいろんなところで目にする、会話にしていただく、そんなようなところから始まっていって、サポーターの存在を認識してもらうというところが、まずは大事かなというふうに思っております。 それから、セルフネグレクトの関係で、認知症サポート医の関係で御質問がございましたが、現在市内には、サポート医として5人の先生方がいらっしゃいます。かかりつけ医の先生に対する研修ですとか助言などを行っておりますので、もとよりこういった医師の方とは、地域包括で十分な連携をしてございますので、そういったところも合わせて進めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(増田暢之君) これにて、本日の一般質問を終わります。 ○議長(増田暢之君) 以上で、本日の日程は終了しました。 あすは、午前10時から本会議を再開し、一般質問を行いますので、報告いたします。 ○議長(増田暢之君) 本日は、これにて散会します。ありがとうございました。   午後2時52分 散会...